ミシュランキーということで | がいちのぶろぐ

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ミシュランガイドと言えば、言わずと知れた飲食店の格付け本。このガイドブックに掲載される、三つ星・二つ星・一つ星を得た店は、すなわち名店であるということになる。

 

ただし、そんな〝星付き〟のお店へなど行ったこともない私には、それがどれほどの価値を持つものか、さっぱり見当がつかないけれど、きっと高い店なのだろう、とは思う。

 

今年の祇園祭の「長刀鉾」のお稚児さんに選ばれた少年は、まさにこのミシュランの二つ星に選ばれている祇園の料理店の店主の息子さんだという。

 

まあ、自分にわからない話をしても、その先に何かが見えてくるわけでもない。ただ、そういうお店の常連の方というのは、きっと食通の方だろうということだけは想像できる。

 

そんなことを思っていたところ、今日はそのミシュランから飲食店の「星」ではなく、宿泊施設のランク付けとして、「ミシュランキー」3~1個のところが発表になったそうだ。

 

飲食店は、それこそ星の数ほどお店があるから、ミシュランガイドも日本国内を幾つかに地域分けして、それぞれの地域ごとにあるお店のガイドブックになっている。

 

そしてミシュランガイドのホームページの説明では、「現在ミシュランガイドには6,000 軒以上のホテルが掲載されて」いるらしい。

 

その中でも「ミシュランキーは、レストランにおける星のように、特に優れたエクスペリエンスを提供する宿泊施設に授与」されたと説明されていた。

 

つまり今回の宿泊施設のランク付けは、全国の宿泊施設を対象として行われ、その結果が発表されたということらしい。今回は、全国で108件の旅館・ホテルが挙げられている。

 

ホテルや旅館を〝象徴〟するものに「部屋の鍵」があるということで、「ミシュランキー」という表現になったのではないだろうか。

 

そして、最高ランクの「鍵三つ」には6件が選ばれていた。さらに「鍵二つ」が17件で、「鍵一つ」が85件となっていた。

 

それはそれで、まあ全国にあるホテル・旅館の中でも、これはと思われるところが挙げられているのだと思う。私は、当然ながら〝ほぼ〟そのすべてに行ったことがないけれど。

 

ただ、昨今の京都では、世界の高級ホテル・ブランドが次々に開業をしている。さらに日本のブランドの高級ホテルも、オープンが相次いでいる。

 

もはや、高級ホテルが乱立気味だと言っても良いだろう。しかも、京都の中でも立地が良い場所は限られている。それに、まとまった土地が簡単に空いているわけでもない。

 

ただ、円―ドルレートが直近では1ドル160円という円安になっているから、かつて1泊1,000ドルだったホテルでも、今なら600ドル強と4割引になっている勘定だ。

 

それくらいに「安い国NIPPON」になってしまっているから、高級ホテルと言っても、海外の富裕層にしてみれば、余裕で宿泊できるということだろう。

 

という愚痴っぽい話は置いておくとして、「鍵3つ」の全国の6件の中に、二条城の真向かいにある「ホテル ザ ミツイ キョウト」が入っていた。

 

また「鍵2つ」の17件には、「The Shinmonzen」と「アマン京都」の2件が選ばれていた。どうも1泊がン十万円クラスのホテルらしい。

 

「The Shinmonzen」は祇園・白川の流れに沿った場所にあり、「アマン京都」は金閣寺の北側に位置している。

 

さらに「鍵1つ」の85件の中で、京都市内にあるホテル・旅館は17件と20%を占めていた。それくらいに、京都には質の良い高級な施設が多いということだろう。

 

この中には、老舗旅館の「柊家旅館」や、私が卒業した清水小学校の跡地の、「ザ ホテル 青龍 京都清水」なども挙げられていた。

 

 

 

もちろん有名なホテルブランドの、「ザ・リッツ・カールトン京都」や「フォーシーズンズホテル京都」なども名を連ねている。

 

私は随分以前のことになるが、友人たちと作っていた研究会の一環として、高級な老舗旅館に泊まったことがある。京都に住んでいる人間が京都の旅館に、というのも変な話だが。

 

 

 

 

また、このブログでも書いたけれど、「ザ ホテル 青龍 京都清水」では、念願だったクラス会を開催することができた。これは、やはり開催して良かったと思っている。

 

 

 

まあ、こういうことがあるから、体験できるものなら泊まってみたいと思うけれど、さすがに1泊ン十万円では、一言で「無理ッ」となってしまう。

 

今日は、思わず目に留まった「ミシュランキー」の記事の話をちょっと。