処方箋薬局で「ひと悶着」ありまして | がいちのぶろぐ

がいちのぶろぐ

環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

今日は心臓内科の検査・検診の日だったので、お昼前に家を出て京大病院へ向かう。熊野神社前バス停で下車し、目の前にあるローソンでお昼ごはん用に〝おにぎり〟を買う。

 

 

 

たまたまローソンでは、おにぎりを350円以上購入すると、ペットボトルのお茶を1本、無償で渡してくれるサービスが、今日から始まっていた。

 

これは助かるということで、無料の対象商品の「綾鷹」をありがたく頂戴した。

 

病院の〝受付機〟で登録を行って、地下の休憩室に向かう。ここで〝コンビニおにぎり〟を食べることにする。こうしてお昼ご飯を済ませたのが、12時45分くらいだった。

 

それから、さっそく心電図の検査に向かう。券発行機の待ち人数はちょうど10人だが、4カ所もブースがあるから、手際よく進んで行く。15分ほどで番号を呼ばれた。

 

心電図のセンサーを取り付けられて、検査開始からものの5分足らずで、〝終わりましたよ〟と声を掛けられて、シャツを整えてブースを出たのが13時10分くらい。

 

そこから病院内を、心臓内科の外来診療室の前の待合場所まで移動する。担当医の検診の予約時間は13時40分だったから20分以上は待ち時間がある。

 

ちょっと落ち着いて、持参した本を開く。先日から読み進めている、「京都名庭を歩く」という本を持っていた。予約時間も、きっと〝押してくる〟だろうと腹をくくる。

 

 

 

それでも、14時20分を回ったあたりから、ちょっとソワソワし始める。診察の後は、特に何があるわけでもないけれど、何となく〝そろそろかなぁ〟という気がし始める。

 

そうなると、本を読んでいても気が散り始める。だから本を仕舞って、スマホをいじり始める。それからが長かった。呼出し受令機が振動したのは、15時くらいだった。

 

若い担当医が待っている部屋に入る。最近の様子を聞かれて、日々の血圧や体重の変化などを答える。また心臓リハビリの有酸素運動の様子なども聞かれる。

 

こうして、担当医と5分余り話をしただろうか。「じゃあ、わりと順調なので、次回は少し間を開けて、2か月後の8月下旬に予約しておきますね」と言ってもらえた。

 

それから、毎日服用している15種類にも及ぶ薬の処方箋をもらった。これで今日の検診はお終い。予約票を見ると、2カ月後の検診では、検査内容に心臓超音波検査も入っていた。

 

 

(毎朝、これだけのお薬を服用しています)

 

もらった処方箋の内容を、病院からすぐ目の前にある行きつけの薬局にFAX送信してから、病院の会計を済ませる。

 

薬局に着いて改めて処方箋を渡し終えたら、もう15時40分になっていた。15分ほど待って、お薬の準備が整った。お薬を受け取って、いざ支払いとなってからが『ひと悶着』。

 

「マイナ保険証はお持ちですか」「持ってます」「今日ご持参ですか」「ハイ」「お使いになりますか」「お断りします」「それはそれで結構です」。ここまでは、まだ良かった。

 

次に、「10月からは、ジェネリック薬品がすでに50%以上のシェアがあるなど、普及している薬品の場合には、先行薬のままだとその支払額が自己負担になります」というのだ。

 

〝高齢者は切れやすい〟と言われるけれど、チラシを見せて、こんなことを説明されたから、私は即座にカチンときた。ハイ、切れました。プッツン!!!

 

「私の15種類もある処方薬の中で、どれとどれがそれに該当しますか?」「エッと、それは今のチラシの説明とは違って…」「だから、私がいただいている薬のどれが対象ですか」

 

「ちょっとお待ちください」(びっしりと薬品名が書かれたリストをめくり始める)(しばらく経ってから)「どれも該当していないですね」

 

「そうですか。まず、そこまでチェックしてから、説明をお願いします」「ハイ」「そもそも患者はど素人ですから、お医者さんに渡された処方箋を持って来るだけです」

 

「それに、どれが該当する先行薬かなど、分かりようがありません」「ハイ」「それをわざわざ、チラシまで渡して説明して、いったいこちらに何ができるというのですか」

 

という『ひと悶着』。こちらが〝あえて先行薬を希望〟して、担当医に依頼してそれを処方してもらっている、というのならともかく、普通はまずわからないでしょ!!

 

つまり、薬局側が何を伝えたいのか、もちろん趣旨はわかるけれど、基本的な説明の順番を完全に間違えているのだ。

 

まずは、私の処方箋をチェックすべきだった。その上で、「あなたの処方箋は大丈夫だけど、こうした動きがあるので、知っておいてください」であれば、私も文句はない。

 

〝鬱陶しい高齢者〟だと、自分でも思う。だけど、「顧客満足を上げる」こととは、こうしたひと手間を先にかけることができるかどうか、というようなことなのだ。

 

この『ひと悶着』のお蔭で、薬局を出るのが随分と遅くなってしまった。それにしても、マイナ保険証を多く使わせれば、その薬局にも20万円の奨励金が出ると報道されている。

 

この国の政府=デジタル庁などがやろうとしていることは、すべてが「本末転倒」しているのだ。先に、マイナカードというシステムについて、もっと丁寧な対応が必要だったのだ。

 

それが拙速にことを運んでおいて、あとは「嘘とごまかし」と「押し付け」で進めようとする。次の総選挙の結果で〝国民の反乱の気持ち〟を知るがいい、とつい思ってしまう。