都知事選挙はいきなり混乱から始まったが | がいちのぶろぐ

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先日もブログで報告したように、私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体の、今年度の助成金申請手続きが、今日の京都府庁への申請で〝一応は〟終わった。

 

あえて〝一応は〟と言ったのは、この先も〝こういった書類を追加提出してほしい〟とか、この部分は〝説明を書き直してほしい〟といった、訂正要求があるかもしれないから。

 

問題は、8月ごろから助成金を受けられるかどうか、審査結果がわかって来ると思うが、その審査で落ちてしまえば、〝ハイ、それまでよ〟となってしまう。

 

なんとか二つの申請が審査に通って、今年度に思い描いている活動が、無事に行えることを期待したい。何よりも、私たちが現状でできる精一杯の申請書にはなっていたと思うから。

 

ところで、昨日は助成金申請の提出書類が整ったので、もう頭が少しも働かなくなって、ブログを書くことを諦めたが、高齢者には集中力の持続というのがかなり困難かもしれない。

 

ところで、世間では話題沸騰中の「東京都知事選挙」が、面白いという域を通り越して、困った混乱を巻き起こしている。混乱というより、喜劇なのかもしれないが。

 

 

(都庁舎の最上階の展望台は土産物売り場もあって楽しかった)

 

何より、一つの政党から25人ほどの候補者が立候補する状態になっている。これは今まで想定されてきたこととは全く異なる、思いがけない状況だと思う。

 

つまりこの状態は、〝当選する気がまったくない〟ということを意味するから。これは、建前として〝立候補=当選を目指す〟という、現行の「選挙方式」の全否定に他ならない。

 

さらにこの政党では、25人分のポスター掲示板を〝有料で使用権を譲渡する〟としており、こうなってしまえば、選挙=商売そのものであり、公職選挙法の建前すら無視している。

 

これは、お金を払って何らかの宣伝ポスターを掲示する側からしても、話題性があるから、広告費として考えれば十分に元のとれるものかもしれない。

 

現に、そうして希望があった風俗産業のポスターを掲示していたらしいが、こちらは、風俗営業法での宣伝・広告の違反行為として、警察から撤去を求められている。

 

有料での掲示ではなく無料であって、候補者本人のポスターであっても、ほぼ全裸の女性のポスターを掲示した別の候補者は、即座に撤去を命じられ別のポスターに張り替えた。

 

こちらは「公序良俗に反する」という東京都迷惑防止条例に引っ掛かった、ということらしい。もはや、〝何でもあり〟状態になっているような有り様だ。

 

それ以上に問題だと思われるのは、選挙ポスター掲示板が48人分しかなかったところへ、56人が立候補を届け出たから、49番以後の候補者は掲示板がないことになっている。

 

これは選挙の公平性という観点からすれば、大問題となっても不思議ではない。今回はたまたま49番以後の候補が、当選の可能性が低いと思われるから問題にならなかったけれど。

 

もし万が一にも、49番以後に有力候補がいたとすれば、それこそ日を改めて〝選挙のやり直し〟ということだって考えられたし、訴訟になっていてもおかしくない出来事だ。

 

そして〝とうとう〟ということなのか、立憲民主党を離れて立候補している蓮舫・前参議院議員の事務所に、FAXで「めった刺しにする」といった内容の脅迫状が届いたという。

 

こうなれば、茶番劇とかお笑いなどと言って済ましてはいられない。警察では捜査を開始したらしいけれど、この先は応援弁士も含めて身辺警護は大変になるだろう。

 

現状は、9月に実施される予定の自民党の総裁選挙を巡っても、自民党総裁=総理大臣という図式の下で、有力者が何かとあわただしく動き回る状況が出てきている。

 

 

 

都知事選挙の結果が、自民党総裁選挙にも当然影響を与えるだろうし、投票結果が出るまでの2週間は、この〝知事選大騒動〟から目が離せない。