緊急入院12日目 | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

今朝、病室から「北山」を見たら、上の方にはまだはっきりと雪が残っているのが見えた。





昨日は、京都の街中でも雪が舞っていたくらいだから、北山の谷間は吹き溜まりのようになって、かなり積雪したのだろう。


さて、今日は日曜日だから何の予定もない日。午前中は、女子マラソンの中継を横目で見ながら過ごしていた。


夏のパリ五輪のマラソン日本代表が、これで決定したことになる。大変だなぁ。


でもこのランナーたちは、そこに人生を賭けて挑んでいるのだから、それはそれで大切なことだと思う。


午後も怠惰に過ごしていた。手元にある「桓武天皇」(瀧浪貞子、岩波新書、2023)を、ボチボチと読み進めていた。




学校の授業では、桓武天皇が平城京から長岡京へ、そして794年には平安京に遷都したとは習うけれど、「なぜ」も「いきさつ」もほぼ聞いたことがない。


皆んなが賛成して、大挙して大引越し作戦を実行したわけではない。そこには、凄まじい権力闘争の闇が横たわっていても、当然だと思う。


というようなお話なんだけど、著者の瀧浪先生も、とにかく力技が凄い方だと思う。


細部まで目配りしながら、論考を積み上げていかれるのだが、読んでいて、スリルというか、引き込まれますね。


ということで、夕方には北山の谷間の雪もあっさりと消えていた。さすがに、このあたりは3月の雪という気がする。





明日の予定表が届いたら、明日は心臓リハビリと胸部レントゲンくらいで、また本を読む時間が取れそうだ。