平安神宮は凄い人出の節分祭 | がいちのぶろぐ

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今夜はサッカー・アジアカップの準々決勝で、日本対イランの試合がある。アジアのチームの中では、イランがもっとも強敵だと言われている。

 

しかも日本は、主力メンバーに困ったごたごたが発生し、それがちょっぴり心配になる。ということで、夜はテレビの前に座って、厳粛に見なければ、と思いつつ…

 

さて今日は〝節分〟。どこへ行こうか迷った末に、平安神宮の「大儺(だいな)の儀」という、〝宮中の節分の儀式〟を象ったものを見に、午後から出掛けることにした。

 

 

 

往きのバスは、吉田神社の最寄りのバス停「京大正門前」を通るので、乗った時から満員。そこで乗降があって、平安神宮の最寄りバス停の「岡崎公園前」では、どうにか降りられた。

 

さて平安神宮では、2時から「大儺の儀」が行われるというのだが、1時40分にはもうその予定地の周囲は超満員。2時に太鼓の合図とともに始まったが、ほぼ見えない。

 

 

 

 

最初は、主たる方が斎場が設えられた本殿の前で、三跪九拝して祈りを捧げ、次に長い棒で斎場の周りを薙ぎ払い、霊木の「桃の枝」の弓で矢を射て邪を祓い清めた。

 

 

 

 

矢を射たのだが、人の頭越しに何とか見えた矢は、3mほど先にヘナヘナと飛んだだけ。私の周りでは、小さな笑いが起きた。これでは、矢を射かけられた鬼は高笑いかも。

 

その後、鬼らしき面を着けた人を先頭に、「鬼やらい、鬼やらい」という声とともに、斎場の周りを全員が3周ほどして、とにかく「大儺の儀」は終わった。

 

 

 

千年前の宮中では、節分に邪鬼が鬼門から侵入してくるからと、こうして邪鬼を払う祈りの行事が行われていたのだ。今は、観光客でぎっしりのイベントだけれど。

 

 

 

さて、その後は狂言の茂山社中の「鬼の舞」が披露され、〝豆まき〟に移った。これは一度に全員が本殿前に行くと危険ということで、3つのブロックに分けて順に本殿の前に。

 

 

 

 

それでもすごい人数で、私は〝豆まき〟の豆を受け取るのをあきらめて、福豆授与所の前で待っていて、袋入りの豆を授かった。とは言えこちらも、すぐに長蛇の列に。

 

 

 

 

それで、せめて写真でも撮っておこうと本殿の前に行ったら、〝豆まき〟の大勢の人の中央に、国会議員の前原誠司さんの姿が。

 

 

(押されてボケボケ写真に/前原誠司さん)

 

よせばいいのに、私のミーハー根性が出て来て、一気に前方へ進む。前原さんの前まで行って、〝写真を撮るわ、豆を受け取るわ〟ということに。我ながら、どうなんだろう。

 

 

(豆をゲット!/賞味期限が入っているのを発見(笑))

 

夕刻からの「大火焚神事」までは、とても待っていられないということで、これで引き揚げてきたが、さすがに〝ガックリ疲れた〟という気分に。

 

帰りに乗ったバスも超満員。さらに吉田神社の最寄りバス停でドッと降りて、またドッと乗って来て。いやもう、どこもかしこもすごい人出になっていた。

 

今日の平安神宮も、外国人観光客の姿がとても多かった。これでは、オーバーツーリズムも何もあったもんじゃない。大イベントとなれば、こうして大変な人出になるのだろう。