冬の寒さがやって来て引き籠りに | がいちのぶろぐ

がいちのぶろぐ

環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

京都の街は、一気に冬モードを漂わせている。今朝の最低気温は5℃台だったと、天気予報の解説で言っていた。最高気温こそ、15℃を少し上回るくらいだったけれど。

 

ホントに、今年の秋は一瞬の出来事だった。関西人はよく、〝右向いて、左向いたら終わってた〟という表現を使うけれど、今年の秋はまさにそんな感じかもしれない。

 

その上にと言うべきなのか、今年は、色付き始めた紅葉があまり鮮やかではないみたい、という噂もちらほらと聞く。紅葉を待っている人も多いだろうが残念な話だ。

 

今日の午前中も、どこかへ紅葉の具合を見に行こうかな、とも思ったのだけれど、いきなりの寒さに出掛ける気が失せてしまい、この間に買った本を読んで過ごしていた。

 

 

(先日見掛けたイチョウの黄葉)

 

あと1カ月足らずで、京都・観光文化検定(京都検定)の試験日になる。今年も、受験料の無駄を覚悟で1級に申し込んでいるが、やはり合格の見通しなどまったく立たない。

 

どんな種類のことを、どれくらいのレベルで、どれくらいたくさん覚えれば合格するのかも見当がつかないし、何よりも、年齢とともに記憶力がガックリと落ちている。

 

 

 

それでも何かの足しになればと、京都の歴史や寺社などと、少しでも関係のありそうな文庫本や新書を買い込んで読んでいるのだが、読んだだけでは記憶に残るものでもない。

 

だからとばかりに、11月になってからも、いろいろな場所に出掛けているけれど、それがはたして何かしらの足しになってくれるのだろうか。

 

もしそうなれば嬉しいが、実際に試験となれば、どんな問題が出るかわからない。試験範囲などは、なにしろ京都と関係すればいいのだから、有って無いようなものだ。

 

今日も、SNSを見ていると、京都検定の〝受験講座〟なども開催している人が、今度の試験にはこんなことが出るかも知れない、という予想のような投稿をしておられた。

 

それも〝当たるも八卦、当たらぬも八卦〟だ。今日、その方が書かれていた内容も、確かに出題したくなるようなテーマではあるけれど、それが出たからといっても1問のことだ。

 

全体では40問のバラバラな知識問題と、10問の公開テーマ問題、5問×2種の系統だった問題、そして3問は〝入れるべきキーワード〟5個ずつを指定した記述問題である。

 

こうした出題内容で、試験時間は90分間、しかも合格ラインが80%以上となっている。75個分も解答を書かないといけないのだから、ゆっくりと考えている時間などない。

 

脊椎反射のように瞬間的に答えが思い浮かんで、それをひたすら手を動かして書いて行くだけで、刻々と時間が過ぎて行く。さらに記述問題は、150字以上、200字以内だ。

 

だから、要求の5個のキーワードを散りばめながら、字数制限もにらんで論旨の通る文章になるように、一度下書きをしてから清書をする。これ全部を90分間に仕上げるのだ。

 

とにかく、痺れるような時間を過ごすことになる。よくまあこれほどの量の難問を、苦も無く解ける人がいるものだと、合格者には脱帽し最敬礼する思いである。

 

一言付け足しておくと、平安時代の人名や地名、寺社の名前や宝物の名称など、解答のほぼすべては「漢字表記」で成り立っている。つまり漢字の誤記は間違いだ。

 

ましてや、平仮名やカタカナで解答を書くなどと言うのは、最初っから解答放棄しているようなもので、それだけでペケが着いてしまう。

 

もう、〝どうにでも、好きにしてくれ〟と言いたくなってくる。なぜこんな苦行を、後期高齢者になってまでチャレンジしようと思っているのだろう。自分でもわからない。

 

最初は気軽に〝ボケ防止対策〟などと笑っていたけれど、落ち続けると悔しくて、合格しようという気になって来る。だけど、勉強方法もわからないまま、とにかくもがいている。

 

さて試験期日まで、あと1カ月足らず。今年もまた、ムダ金を費やすことになるのだろう。