新語流行語大賞のノミネートが発表され | がいちのぶろぐ

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11月だというのに、今日の京都の最高気温は25℃を越える夏日だった。これでは、紅葉がなかなか進まないだろう。12月後半にずれ込めば、それはそれで困りものだと思う。

 

〝師走に紅葉が見ごろです〟ならまだしも、師走も半ば過ぎになり、ようやく色付き始めました〟となれば、いくら何でも、シャレにならないような気がする。

 

そんなことを思ってしまうような、季節外れの陽気になっている。そうは言っても、もう今年も2カ月を残すだけになり、今日は「新語流行語大賞」のノミネートが発表になった。

 

今年、候補としてノミネートされた言葉は、次のような顔ぶれだった。

 

I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)、憧れるのをやめましょう、

新しい学校のリーダーズ/首振りダンス、新しい戦前、アレ(A.R.E.)、頂き女子、

X(エックス)、エッフェル姉さん、NGリスト/ジャニーズ問題、オーバーツーリズム、

推しの子/アイドル、OSO18/アーバンベア、蛙化現象、5類、10円パン、

スエコザサ、性加害、生成AI、地球沸騰化、チャットGPT、電動キックボード、

2024年問題/ライドシェア、ひき肉です/ちょんまげ小僧、藤井八冠、

ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー、別班/VIVANT(ヴィヴァン)、

観る将、闇バイト、4年ぶり/声出し応援、Y2K

 

これらの中には、暗い世相を表すものもあれば、明るい話題のものもある。それと同時に、新語・流行語という意味では、そこまで広くは認知されていない言葉もあるように思う。

 

個人的には、暗い世相を表した言葉というイメージより、やはり明るい話題から流行語大賞が選ばれてほしい、と考えている。

 

もっとも、ここにはノミネートされていないけれど、この1カ月くらいは『増税メガネ』という言葉も、随分と目にするようになっている。

 

流行しはじめる時期が遅かった、という気がして残念だ。それとも、ひょっとして誰かさんに忖度して、ノミネートされなかったのだろうか。それなら、もっと残念だ。

 

流行語大賞とまではいかなくても、今年を表す言葉という意味では、「ベスト10」に入ってもおかしくない言葉だと思うのだが、どうだろう。

 

それは置くとして、これからの社会への影響の広がりも考慮すれば、〝生成AI〟や〝チャットGPT〟さらに〝地球沸騰化〟などは、これからも影響が続く言葉だと思う。

 

私としては、こうした世界的な広がりを持った内容の言葉は、大賞にまで行かなかったとしても、やはり「ベスト10」の中には入ってほしいものだと思う。

 

また〝推しの子/アイドル〟は、流行語という意味で、まさに今年っぽい言葉と思える。同じ感覚なら、虎の監督さんの〝アレ(A.R.E.)〟もそうかもしれない。

 

その反対に、〝NGリスト/ジャニーズ問題〟や〝性加害〟、〝エッフェル姉さん〟などは、今年の話題ではあるけれど、流行語大賞などにはなってほしくない内容だと思う。

 

それよりも中味的には難解な面もあるけれど、私個人として、〝蛙化現象〟はトップ10に入るといいな、と思う言葉だ。

 

この言葉の説明としては、「ずっと好きだった人が自分に振り向いた途端に好意が冷めてしまう現象」を、「心理学の論文で発表」した際に用いられた表現、とされている。

 

元は、「グリム童話『かえるの王さま』に由来する表現」であり、〝好きな人のちょっとした言葉や行動で、気持ちが冷めてしまう現象〟という意味に使われている。

 

いずれにしても、来月1日には流行語大賞とトップ10が発表される。来年以降も生き残って行く言葉もあれば、まさに流行しただけの言葉として、忘れられてゆくものもある。

 

だって、数年前の流行語大賞となった言葉だって、言われてみればそうだったな、というくらいにしか覚えていないものも、少なくないのだから。

 

それとともに、私にとって流行語というには、どうも今一つしっくりこないけれど、〝藤井八冠〟という現象そのものは、できれば長く続いて行ってほしいと思う。

 

まだ21歳という若さで、これほど素晴らしいことを成し遂げたのだから。〝頑張れ、藤井八冠!〟という気持ちだ。