祇園祭は後祭りの準備へと | がいちのぶろぐ

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祇園祭は前祭りが終わったら、早速に〝後祭り〟の山建てが始まっているらしい。今日は梅雨の最後を思わせる雨模様だが、明日は曳山と大船鉾で「曳き初め」が行われる。

 

 

(昨年の巡行での「大船鉾」)

 

明日は私も特に予定がないので、曳き初めでも見物に行こうかという気分になっている。

 

 昨年の後祭りには、ほぼ200年振りという「鷹山」が帰って来た。ただし、「鷹山」の山そのものは発展途上というか、昨年は屋根部分が白木のままでの参加だった。

 

 

(昨年復活した「鷹山」は白木のままの部分が目立った)

 

今日の建て込みの投稿写真を見る限りでは、「鷹山」は今年もまだまだ白木の部分が多そうだ。華麗な漆塗りの雄姿というのは、一朝一夕ではでき上るものではないだろう。

 

それにしても、私は「鷹山」グッズを求めて、明日の曳き初めに出掛けたいという気分だ。ただ日程を見る限りでは、曳き初めが午後3時からとなっている。

 

 

(昨年、曳き初めを待つ「鷹山」/天井の白木が目立つ)

 

だから、多少の前後はあっても、午前中ということはないだろう。それなら、午前中はちょっと別のところへも行こうかな。

 

こうして、今月1日の吉符入りから始まった「祇園祭」も、徐々に後半に移っている。日一日と、時計は止まることなく前へ進んで行く。

 

前祭りの山鉾巡行は、祝日だったから沿道にドッと見物客が出て盛り上がった。その後、夕方から行われた神輿渡御でも、随所でもの凄い人出になっていたらしい。

 

SNSの投稿を見ていても、17日の夜は、3基の神輿が順々に御旅所入りをする遅い時刻になっても、御旅所の前はあまりの人出に、観衆の整理が追い付かないほどだったようだ。

 

ある意味で、4年ぶりに〝帰って来た祭り〟ということも言えるし、待ちに待った完全復活だからだろう。だけど事故が無かったことを、幸いとしないといけないかもしれない。

 

昼間の体温を越えた気温による熱中症は、ある程度は予測もできたし、こう言っては身も蓋もないけれど、多少は〝仕方がない〟ことかも知れない。

 

それよりも神輿の見物などで、祭りの手順を知らない外国人観光客が、御旅所前に押し寄せて混乱気味だったことは、この先、きっと反省点として浮かんでくるだろう。

 

とは言え来週月曜の後祭りは、前祭りから1週間の時間があるから、そこまでずっと泊まり込む観光客も少ないだろう。平日でもあるから、そこまでの人出はないと考えたい。

 

 

(昨年の巡行での曳山「北観音山」)

 

それなら、私も見に出掛けても良いかも知れない。何と言っても、後期高齢者だし基礎疾患持ちだから、コロナに感染するのは決して嬉しいことではない。

 

さて、明日から24日の後祭りまで、私もまた少しは京都の町をウロチョロしようかな。