こんな話もあるのだということを | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

昨夜に降り始めた雨は、夜中から雨足が強くなっていた。今日は、短い時間降り止むことはあっても、結局は一日中雨が降り続き薄暗いままの一日になった。

 

最高気温も、数日間続いていた20℃以上から、一気に15℃前後へと低下して肌寒く感じられる。もう花冷えという時期でもないけれど、それでも考えればまだ4月半ばだ。

 

こんな日は家に引き籠もって、読書とお勉強に明け暮れるしかない。読書もお勉強も、ひたすら京都・文化観光検定に向けて、そのための準備と言うか予習になっている。

 

そんな私とは関係なく、世間ではまたも首相を狙って発煙筒か何かを投げつける、という騒動が起こっているようだ。もはや総理大臣は、〝命懸けの仕事〟ということになって来た。

 

政治とは、本質的には命懸けであってしかるべきだとは思う。それはテロに対して命を張るのではなく、国民・住民のために一身を賭して仕事をする、という意味においてだが。

 

それでもどんな政治家であれ、その人を選挙で国会や地方議会へと送り出しているのは、他ならない私たち自身なのだ。

 

その地方議会では、定員通りの立候補で無投票当選となる例もかなり多い。極端な場合には、定員割れを起こしているケースがあるらしい。いや市長選挙でも、無投票の場合がある。

 

ところが、今日偶然に読んだネット記事で、鳥取県議会議員選挙の鳥取市選挙区では、定員12人に対し13人が立候補したという。

 

それで、自分でも〝泡沫候補〟と自覚していた、いわば〝13人目の男〟が当選をしたというのだ。それも鳥取県とは特に縁もない、元々は大阪府に住む人間ということだった。

 

立候補の動機は、〝無投票ではいけないと思った〟という程度で、それ以上に深い考えもなかったらしい。しかも、本人自身が詐欺罪で服役をした前科があるという。

 

それが記事によれば、立候補をした後で、暗に〝無投票当選のための工作が無駄になった〟という趣旨のことを、他陣営の関係者から告げられたらしい。知らんけど。

 

これがもし事実だとしたら、これほどひどい話もないと思うが、逆に言えば〝そう思うならあんたが立候補したら〟ということになって来る。問題の根はここにある。

 

自分は立候補などしないくせに、無投票当選のための「工作」は〝けしからん〟と口先で言う。かく言う私もその一人だが。悔しかったら立候補してから言え、ということだろう。

 

国会議員は世襲ばかりだと怒るのも、結局は同じことなのだ。誰でも供託金さえ積めば、立候補することができる。当選するかしないかはわからないが。でも、立候補もしない。

 

こうして鳥取県議会議員選挙では、〝無投票はよくない〟というだけで立候補した人間が、なんとも結果オーライで当選をしてしまった。こんなに痛快なことはない。

 

ただこの先の4年間、この人はどんな日々を過ごすのだろう。それが気になる。できれば鳥取のローカル紙が、その人の日常活動を追っかけてほしいと思う。

 

ちなみにこの人は、偶然に姓名が鳥取県知事と同姓・同名・同字だったので、そこに親しみを感じていたそうだが。