また訃報が届いてしまって | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

月も終わろうとしている。昨夜、かつて私が最初に勤めた会社で、とても親しくしていただいた先輩が亡くなられた、という知らせが届いた。

 

最後に会ったのは、もうかなり以前のことになるが、JR大阪駅で偶然に会って、それでも比較的長い立ち話をして別れた。それが結局は最後になった。

 

私が会社に入って、すぐに出会った先輩だった。そして文字通り手取り足取り、仕事のイロハから社会人の何たるかまでを教えてもらった。それにしても、昔から元気な方だった。

 

結婚されてからは、我が家とさして離れていないところに住んでおられた。しかし、こちらが会社を退職したため、やや疎遠になった。それでも、時折りは会って情報交換をしていた。

 

こうして、少しずつ昔の知人・友人が幽明境を分けていく。そういう年齢になっただけ、と言ってしまえば、もちろんそうには違いないのだが。

 

こうして書いている私自身が、2年余り前にがんを発症して以来、抗がん剤治療で入退院を繰り返したり、その後も小さな再発が見つかって、手術を受けたりしている。

 

だから〝次はあんたの番だよ〟と言われても、それを簡単にお断りできるわけにもいかない、という個人的な事情はある。

 

去年の年末の喪中はがきから、今年の寒中見舞いはがき、そして昨夜のメールまでと、こうして次々に訃報が届くと、やはり悲しくなってしまう。

 

元気でいられるうちに、私にできることを一つでも多く探して、せめてそれらを成し遂げたいと思う。京都・観光文化検定の合格しかり、NPO団体の活動しかり。

 

それにしても昨日は、こんな連絡を受け取ってしまったので、ブログを書こうという気力が湧いてこなかった。せめて今日は、その事情だけでも書き留めておきたいと思った。