3年ぶりに京都マラソンが | がいちのぶろぐ

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今日の京都は、夜半過ぎには強い雨音だった。朝起きた時には、まだしっかりとした雨になっていた。それでも9時ごろからは、どうにか雨の止み間も出るようになった。

 

そして今日は、3年振りにリアル開催となった「京都マラソン」の日だった。1万6千人とも言われるランナーが、小雨が降る中、都大路を駆け巡った。

 

 

(早くから、今日の告知が出ていた)

 

そんなわけで、何人もの知人が朝からフェイスブックに、「ボランティアやってます」という投稿を上げておられた。雨の中だけに、ホントに皆さんご苦労様です。

 

 

(知人がフェイスブックに上げておられたボランティアの様子)

 

そもそも我が家の近くの鴨川の河川公園や、京都大学のキャンパスの周囲などが、この「京都マラソン」のコースに組み込まれている。

 

だから1カ月ほど前から、我が家のポストには何度も、「大会当日の交通規制」に関するお知らせのチラシが投げ込まれていた。

 

ちょうど我が家を取り囲むようにコース設定がされているから、午前10時ごろから、午後4時ごろまではバスが大きく迂回したり、一部休止したりという状態になっていた。

 

天気が良ければ、散歩を兼ねて35キロ地点付近になる、鴨川河川公園の辺りまで見物に出掛けるのだが、雨の中、傘を差してまで見に行くほどのこともない。

 

 

(3年前にはこうして35km付近で見物していた)

 

数年前には、友人が走るということで応援に行ったこともあったけれど、今日はそんな状態で、あえて出掛けることも無く、引き籠もって読書に勤しむ日になった。

 

フェイスブックでは、この間、早くも梅見に出掛けたという投稿もあるけれど、観光地の京都と言えども、そもそも2月は閑な時期だから、こうして客寄せイベントを開催している。

 

同様に、1月半ばから3月半ばまでは「京の冬の旅」として、普段は非公開の寺社を特別に公開して、冬枯れ時の客寄せにしている。京都マラソンだって、趣旨は同じことだ。

 

万6千人ものランナーと、応援の家族やら友人やらが京都にやって来れば、そのうちの何割かが宿泊してくれるだけでも、観光産業にはありがたい冬枯れ対策になる。

 

だからマラソンコースも西京極総合運動公園をスタートして、「嵐山→龍安寺→金閣寺→上賀茂神社→植物園→鴨川河川公園→京都市役所→銀閣寺→平安神宮(ゴール)」なのだ。

 

 

(観光地を駆け巡るこのコース設定は、今年も変わっていないが)

 

天気が良ければ、応援の人たちは、応援に出掛けたスポットの近くの観光地にも、ついでに(そちらがメインでも)見物ができる、というコース設定になっている。

 

もちろん雨でも見物は可能だが、何ヵ所も観光をして回るには、雨だとやはり移動が何かと不便だったりもする。だから、その点も残念だったかもしれない。

 

とはいえ、こうして京都マラソンがリアルに開催できただけでも、やはりコロナ禍は一応の峠は越えた、という判断になるのだろう。

 

この先もまだしばらくは、病院関係の方などは大変な時期が続くと思うけれど、それでも全体的には、徐々に旧に復して行くと思う。

 

2020年4月、コロナ禍が始まった時に中学や高校に進学した子どもたちは、この3月には卒業を迎える。とうとう、マスクとともに暮らした3年間になってしまった。

 

「3年間という日は密だから」と、高校野球の監督も言っていた。だから、せめて卒業式の日はマスク無しで過ごしてほしい。たったそれだけでも、少しは気分が変わるだろうから。

 

今日は雨の日曜日で、私はどこに行くわけでもなく、ただ部屋で過ごしている。人生の終わり近くになって、こんな3年間になろうとは、予想もできなかったけれど。