とにかく寒い日になっている | がいちのぶろぐ

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寒い一日になった。今朝起きた後、新聞を取りに外へ出たら、雨水を溜めているポリ容器にしっかり氷が張っていた。私が子どものころは、毎冬、こんな感じだったと思う。

 

 

 

そんなことは、もはやすっかり忘れてしまっている。小学校に行く途中で、水溜まりが凍っていればその上で必ず滑ってみようとしたものだった。

 

それが思ったよりも氷が薄く、バリっと割れてしまうと、運動靴(!)が濡れて、かえって冷たい思いをした記憶もある。正月前の寒さとは、そんなものだったはずだ。

 

そんなことはすべて忘れて、何時の頃からか人工的な温度管理の下で暮らすようになった。ビルやマンションといったコンクリートの建物は、人工的な温度管理が行い易いから。

 

その点、我が家などは木造の古家のボロ家になってしまったから、すき間風も入って来れば、エアコンの効果など、窓の外の気温に〝せせら笑われる〟のが相場になっている。

 

だから今日は一日部屋に籠り、午前中はオンラインのミーティング、午後はなんだかんだとパソコンと〝にらめっこ〟をしていても、太腿から足先に掛けてじんわりと冷えてしまう。

 

政府だって、「大雪に注意して不要不急の外出は手控え、命を守る行動を」と、呼び掛けているくらいだ。テレビニュースでも、雪かき中の高齢の方の事故が報じられている。

 

しかも豪雪地帯となる地域は、とことん高齢化が進行している。そんな場所は、地域での雪かき作業でも、70歳代が若手として頑張っている、というニュースを聞くほどだ。

 

京都市内も、中心部は子どもの数が極端に減ってしまい、私が卒業した小学校などは、早くに統廃合の憂き目にあっている。しかもなお、少子化のスピードが上がっている。

 

 

(統廃合になった旧・清水小学校)

 

(今では外観を生かして高級ホテルになっている)

 

このままでは、京都の町中はホテルや旅館こそ立ち並んでいるけれど、住民は極端に減少してしまい、早晩〝ゴーストタウン〟と化すことだろう。

 

それでは市税収入だって大幅に落ち込むことになるし、町としての活力はなくなり、町全体が氷漬けになった〝博物館〟化が進行するかもしれない。いや、きっとするだろう。

 

そんな下らない想像をしたくなるほど、今日の寒さは『一級品』だった。昨日からは、フィギュアスケートの全日本選手権も行われて、まさに冬季スポーツ真っ盛りというところだ。

 

明日はクリスマスイブだけれど、私などは特に何かの予定があるわけでもない。せいぜい寒さコラえて過ごすだけ、ということだろう。あと1週間で新年になるのだが。