京都検定の試験勉強って辛いなぁ | がいちのぶろぐ

がいちのぶろぐ

環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

昨日は、ブログを書く作業をさぼってしまった。一昨日はオンラインで助成金の贈呈式などがあり、何かと慌ただしくて、京都・観光文化検定の勉強をする時間が取れなかったから。

 

だから昨日は、終日自分の部屋に引き籠もって、京都検定の受験勉強のための資料整理にかかりきりになっていた。何しろ、今度の日曜日に試験が迫っている状況だから。

 

 

 

とはいえ、付け焼き刃的にあれもこれも頭に詰め込もうとしても、もう若い時のようにドンドン記憶できるわけではない。そこらあたりが、『高貴好麗者』の悲しい定めなのだ。

 

ところで、今年度の1級の公開テーマは、千利休の生誕500年にちなんで「京都の茶室」となっている。だから今回、このテーマを知ってから大慌てで茶道関係の本を買い込んだ。

 

 

 

何しろ、今まで私の長い人生で、茶道とはもっとも縁遠い生き方を送って来たと思う。早い話が、全く何の知識もないのだ。

 

一方で、困ったことに京都には禅寺が多く、その多くには有名な茶室が設えられている。特に大徳寺は千利休と深く関係しているから、数ある塔頭には多くの茶室がある。

 

 

 

禅寺に茶室があることくらいは、それでも知識としては知っていたが、あらためていろいろな本を読んだところ、一気に膨大な量の情報が我が身に襲いかかってきた。

 

〝何じゃ、こりゃぁ?〟状態がしばらく続いていたけれど、そんなことを言っていても何も始まらない。だから本やネットから、データを拾い集めて整理を始めた。

 

しかしこれが、簡単な作業ではなかった。まず、国宝や重要文化財に指定されている茶室について、成立の由来や関係する人物、茶室の特徴などを一覧表に整理した。

 

次に、買い求めた本に名前が出て来た茶室や、観光スポットとして有名な寺社をピックアップし、そこにある茶室を拾い出してみた。

 

 

 

こうした作業を行っているうちに、〝もしもここが試験に出れば、それはあきらめようという、茶室ごとの取捨選択についても、ある程度の枠組みが見えるように感じてきた。

 

それとともに、〝もし私が試験問題を作成するとすれば〟という視点で、ここは何が何でも覚えようというケースも、なんとなくわかったような気になり始めた。知らんけど。

 

こんなことで昨日はまる一日がかりで、京都にある主要な茶室を、何らかのグループに分けながら、一覧として見られるように整理を行った。

 

それにしても、この作業は何冊かの本やムックを手元において、それぞれ比較対象しながらデータとしてまとめて行ったので、思わなかったほど時間がかかることになった。

 

 

(建仁寺塔頭・正伝永源院/国宝「如庵」の写しの茶室)

 

〝こんなアホな作業をするほどのことか〟と、途中からは自分を呪いつつ、それでも何とか8割がたはデータとして見られるものになったと思う。でも、これを暗記するんだよな。

 

このデータを、試験場で開いて見ながら解答するのでない限り、あと1,2日の間にこれを暗記するなんて、無理に決まっている。そんなことにも気が付かなかったのか~い!

 

何とも、これでは、今年も『返り討ち』にあうのは見えたようなものだ。受験料だけが飛んで行ってしまう~。