助成金の贈呈式があった | がいちのぶろぐ

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今日は高齢者の私にとっては、それなり以上に多忙な日になった。午前中は、眼科の医院へ3カ月に一度の〝定期検査〟に出掛けた。

 

元々が成人病(今の言い方なら生活習慣病)のデパートと言うか、〝何でもあるよ〟状態だったから、そんな人間に白内障が加われば、悪くすれば失明につながり兼ねない。

 

だから、2年前に両眼の白内障手術を受けた後は、眼底出血や緑内障を事前に予防できるように、定期的にチェックをしてもらっている。これはこれで〝安心代〟だと思えば良い。

 

しかも、高齢者にありがちの〝目やに〟も多くなってきたが、専門のお医者さんからお薬を処方してもらえて、市販の目薬を買うよりも安心できる。こんなことで午前中がつぶれた。

 

午後は私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体が、製薬会社の社会貢献事業の助成金に応募していたのが何とか採択され、その贈呈式がオンラインで行われた。

 

このような贈呈式などという形式で行われる、いわば公募の〝合格発表〟は初めてだったので、私も喜んで参加をさせていただいた。

 

新規の採択案件は、100件近い応募があった中で、なんとたった8件だけの採択の一つに滑り込むことができた。先日、この事業の事務局から内定通知をいただいた。

 

そして今日は、午後1時過ぎから新規案件の団体へのオリエンテーションがあり、2時からは継続案件の8件を加えて、16件の案件をそれぞれの団体がプレゼンをした。

 

この助成金事業の製薬会社の社長の挨拶や、審査委員長の大学教授からの各団体への講評があった後は、各団体からのプレゼンが続いて行った。

 

団体4分という短い発表ではあったけれど、団体の自己紹介と応募案件の内容説明を行った後で、参加者相互での質疑応答も行われた。

 

参加されていた団体は、いずれもそれなりに長く地域活動もされ、それぞれが行政とは異なる視点から社会的課題の解決や、対象者の居場所づくり等を行ってこられた団体だった。

 

そんな中で、私たちの団体は歴史も短く、その分経験も浅いけれど、応募した案件のテーマが、たまたま対象を絞り込んだユニークさのある提案だったのか、採択をいただけた。

 

全部の団体のプレゼンテーションが終わった後の質疑応答では、内容の珍しさもあったのか、私たちの団体への質問がほとんどという状態になり、これには少しびっくりした。

 

私たちの団体のプレゼンを行った事務局長は、落ち着いたプレゼンをされていたし、話の内容もよく練ってあったので、質疑応答もそつなくこなしていただけた。

 

同じように新規案件として採択された中に、在留外国人のヘルスケアを支援されている福岡のNPO団体もあり、その団体とは今後も何かとご縁が結べそうな話になって来た。

 

こんなことで、午後5時まで贈呈式が続いた。終わった後、私以外のメンバーは、京都市内のコミュニティ・FMのインタビューの予定が入っている、という多忙ぶりだった。

 

コミュニティ・FMは、今日は録音だけでオンエアがいつになるかはまだ分からない、ということだった。私は行かなかったけれど、行った人たちはきっと夕食も遅くなっただろう。

 

こんなことで、今日一日があっという間に終わってしまった。後期高齢者と言いながら、こんなに多忙なこともあるのだ。

 

ただ私の多忙の主な原因は病院・医院での検査のため、ということなので、よく冗談で言われる〝年寄りには、病院友だちができる〟という話が身近に感じられる。

 

予定のメインが病院・医院とあっては、決して威張れた話でない。ただし、今回の助成金で来年1年間の、私たちの〝活動の柱〟と言うべきテーマができたことになった。

 

その結果、私も何となく病院通い以外の予定による多忙が、降りかかって来てくれそうな予感がする。