お花見シリーズ第2弾は「超穴場」情報 | がいちのぶろぐ

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お花見シーズンの第2弾。今日は京都のお花見「超穴場情報」を惜しげもなく公開!!!

 

まずは「立本寺(りゅうほんじ)」へ。千本中立売の交差点から、中立売通りを北野商店街に沿って100mあまり西へ行く。

 

そこで中立売通りが〝45度〟の角度で右へカーブするので、商店街と分かれて細い道を左へ入る。ものの20mほどで出会う、最初の右へ行く道に曲がり込む。

 

この細い道をまた100mほど行くと、けっこう広い通り(七本松通り)と出会う。もうここで立本寺の東側に出ている。山門はそこから50m南にある信号の真ン前。

 

 

 

信号のある横断歩道のところに来た時点で、桜の大木がもうこちらを向いてお出迎えしている。山門には柵がされているので、脇にある車道のようなところから中に入る。

 

 

 

山門の中へ入ったら、後は桜に圧倒されるだけ!!!本堂に向かうと、大きくて立派な本堂(日蓮宗京都8本山の1つ)が隠れるくらい、桜の大木が枝をいっぱいに広げている。

 

 

 

 

それからしばらくは、〝好きにしてちょうだい〟状態になる。カメラアングルを求めて彷徨うもよし、まずは本堂に首を垂れるのもよし、そこはあなた次第。

 

 

 

 

とにかく、あなたのお時間の許すように、桜を眺め、桜の花とお堂の取り合わせを眺め、ため息をつき、舞い落ちてくる花びらに身を委ねてほしい。

 

 

 

 

桜の花の精が、あなたの周りを飛び交っているように思えたら、まだあなたの神経はきっと大丈夫だと思う。自分の身体が浮き上がるように思えたら、ちょっと心配になるけれど。

 

 

 

 

ハイ、気の済むまで、来年までもう桜を見なくても良いと思えるまで、お堂の周りをうろついたら、次のポイントを目指して移動する。

 

千本中立売の交差点に戻り、交差点の角からから千本通りを80mほど北に行ったところに、北行きのバス停がある。

 

バス停の少し南にある居酒屋「神馬」は、京都でも有数の老舗かつ上質の居酒屋。居酒屋という言葉より、もう少しランク上の表現があれば良いと思う。と言って小料理屋ではない。

 

 

 

私は1年あまり前までは、毎夜、晩酌を〝浴びて〟いた(〝飲む〟ような可愛い量ではなかった)けれど、昨年の正月に癌の診断を受けてからは禁酒を命じられている。

 

だから「神馬」には、もはや行けないと思っていた。だが、今日通りかかったら、〝お昼〟の営業をしているではないか。それも、まずは良心的な価格だった!さすがは老舗!

 

それはさておき、千本中立売から北行きの6系統、または206系統のバスで、「ライトハウス」前までバスに乗る。バス停間の距離は短いけれど、5つ目のバス停になる。

 

 

 

乗った距離にして1.5kmといったところだろうか。この「ライトハウス前」バス停から150mほど戻ったところに、「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」の山門がある。

 

 

 

 

一つ手前の「千本鞍馬口」バス停から歩いても同じような距離だが、実はこの辺りの千本通りは北へ急な上り坂になっている。だから、通り越してから戻る方が歩くには楽になる。

 

この「上品蓮台寺」は、聖徳太子の創建と伝えられるほどの古いお寺。かつては広大な敷地に、数多くの塔頭があったので「十二坊」と言われていた。

 

中国人の若い女性の器楽演奏グループで「女子十二坊」というグループがあったが、あのグループ名の「十二坊」もきっと同じ意味から来ていると思う。知らんけど。

 

このお寺は、寺宝として「絵因果経」(国宝)という、日本でも有数の古い経典を所蔵していることでも知られている。

 

 

 

それとともに、境内の枝垂れ桜でも有名。なのだが、「紅枝垂れ桜」の方は、〝蕾膨らむ〟という感じで、今日はまだ十分には開花していなかった。

 

 

 

 

もう一方の、淡い桜色の「枝垂れ桜」とソメイヨシノは十分に開花していた。ということで、こちらもしばらく境内を見て、弘法大師像に首を垂れてから引き揚げた。

 

 

 

その後は、千本通りの下り坂に沿って散歩をし、「千本上立売」バス停の近くにある「釘抜地蔵・石像寺」にも立ち寄って帰宅した。

 

 

 

 

 

今日は午前中からしっかり気温が上昇し、軽く20℃越えになっていた。だから、セーターを着こんでいた私は、しっかりと汗ばんでいた。いよいよ、そんな季節が到来だろうか。