午前中は雨模様で、午後からは曇り空になったけれど、気温が急に下がった。〝花冷え〟という奴だろうか。この時期は、花見に出掛けて寒さに震えることもある。
このブログも、お花見シリーズを始めた途端に、こんな天気模様とは皮肉なものだ。とは言え、こうして一進一退の気温が続いているうちに、気が付けばすぐ汗ばむ季節になる。
今日は午後から雨も上がったので、気分転換にちょっと図書館にでも、と思ったけれど、この間ほぼ毎日出歩いていたので、今日はなんとなく家で〝くすぶって〟しまった。
それにしても、今日は年度末。明日からは新年度ということになる。私が関わっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体も、昨日、今年度の助成金の報告書の提出が終わった。
いずれ、行政サイドの目で見た修正の注文が、あれやこれやと送られて来て、その修正に追われることになると思うが、とりあえず提出が終わると少しホッとする。
助成金と言っても、私たちにできる事業への支援だから、2分の1の補助で金額にして10万円ちょっと。金額だけ見れば、実にささやかな話には違いない。
それでも、こうした助成金はNPO団体にとってはありがたい。いずこのNPO団体も、資金難で常に苦しんでいるのだから。
ただ金額のいかんにかかわらず、NPO団体が必要とするお金は、自分たちの〝存在目的〟のために必要とするものであり、そこには金額で表せない重みがあると思う。
この間ニュースなどでは、ウクライナから避難してきた人々が取り上げられることもある。今日も、各種の手続きをウクライナ語にしたパンフレットができた、と報道されていた。
こうした局面では行政当局だけでなく、細かいところでサポートできるNPO団体が一緒に活動することで、現実的に上手く作動していることも多い。
私たちも、定住外国人支援の一環として、「やさしい日本語」というコミュニケーション・ツールの普及を目的として活動している。
今回のウクライナの人たちだけでなく、技能実習生で日本に来ているアジアの人たちなども、日本での滞在に関して、いろいろな悩みを抱えていることも少なくない。
こうした場合に、行政が手を差し伸べ難い部分を、NPO団体が補っているということも、現実の問題として存在している。
だからこそ、NPO団体への助成金対象の事業になっている、と考えることもできる。
さて、私たちも来週のミーティングからは、新年度の事業計画の立案がテーマになる。
コロナ禍が、早くも第7波になりかけているという報道も目にするが、私たちが目指すワークショップの開催をはじめとして、来年度はどんなことができるだろうか。