小雪がちらつく京都は高校駅伝の日だった | がいちのぶろぐ

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今日の京都は、青空から小雪がちらつくという寒い日になっている。今夜から明日の朝にかけて、京都市内でもそこそこの積雪が見込まれる、という天気予報も出ている。

 

そんな天候の下で、今日は京都の年末恒例行事となっている全国高校駅伝が行われていた。こんなに冷え込んだ京都でも、高校生たちは元気なものだった。

 

 

(コロナ禍の前の、高校駅伝の発着点・竹菱スタジアムの様子)

 

午前中に行われた女子では、仙台育英高校が〝ぶっちぎり〟の強さを見せて優勝した。何しろ全5区間のうち1区から3区までが区間賞を獲り、独走態勢を築いた。

 

だから4区、5区の選手は、無理に頑張って区間賞を狙いに行く必要はなく、とにかくリードを守り切ることを心掛けて、ただひたすらゴールを目指せば良い。

 

そして、事実そうなった。とは言っても、最終の5区にアフリカからの留学生を配している学校もあったけれど、特に差を縮められることもなく逃げ切った。

 

ということは、仙台育英の4、5区の選手たちも力のある選手だったということになる。それだけ、今年の女子は仙台育英高校の力が他校と比べて抜け出ていたことになる。

 

午後に行われた男子では、昨年の勝者の広島・世羅高校が連覇を達成し、2位には京都の洛南高校、3位は女子が優勝した仙台育英高校が入った。

 

こちらは、1区で区間賞を取った世羅高校が、3区でもアフリカからの留学生が頑張り、その後、1~3位の3校が競り合う場面も続いたが、最後は世羅高校が振り切った。

 

一方で洛南高校は、全員が日本人選手だけの高校としては過去最高の、2時間1分59秒(速報値)を記録したということだ。これはこれで、よく頑張ったと褒められても良いだろう。

 

ところで私は過去にこのブログで、歳末恒例の高校駅伝について、さすがに歳末は京都も観光客が途切れる時期だから、この駅伝は観光産業にはありがたいだろう、と書いた記憶がある。

 

特に今年のように、コロナ禍で観光客が激減したままで、まだ戻ってはいない時期に、こうして全国から団体客として、高校生や学校関係者が来られることは随分と助かるだろう。

 

今日新聞に挟み込まれていた宣伝チラシによると、京都府民が京都府内で旅行をする場合に、京都府から最大5千円の補助が出る施策が、2月末まで1ヵ月延長になったらしい。

 

旅行会社は〝ここぞ〟とばかりに、〝蟹ツアー〟の募集をPRしていた。私も今月上旬には、この施策にまんまと〝釣られて〟天橋立まで蟹ツアーに行ってきた。

 

 

 

高校駅伝関係の団体客は、基本的には京都市内が対象となるだろうが、京都府の助成策は府下全域が対象だし、特にこの時期は、府北部の丹後地域の蟹ツアーが人気だろう。

 

この2年間というもの、観光産業と飲食業は本当に手ひどい打撃を受けてきた。だから、こうしたイベントや施策が少しでも役に立つのなら良いことだと思う。

 

私は明日、今年最後の病院での点滴治療がある。がん治療の入院で明けた1年は、がん治療が1年最後のスケジュールになった。今年は、そういう年だったということだろう。

 

年明け早々には、千葉から娘の家族もやって来る。来年は、少なくとも〝ガンが完治した〟と言える年になればいいなと思う。そうあってほしいものだ。

 

こんなことを書いている間にも、どんどんと雪が降り続くようになってきた。