久しぶりにリアル会場での朝カフェ | がいちのぶろぐ

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今朝は京都市上京区役所の「朝カフェ」が、本当に久しぶりに〝リアル会場〟をメインに開催されたので、私も久しぶりに早起きをして、会場となった信用金庫のコミュニティ・スペースへ出掛けてきた。

 

 

(金融機関なので便利な立地にある京都信金西陣支店)

 

京都信用金庫西陣支店が、支店の2階部分に地域住民に開放できる広いスペースを設置されている。私がかかわっている「やさしい日本語」を広めるNPO団体も、以前にお借りしてワークショップを行ったことがあった。

 

 

(以前にワークショップを開催した様子/西陣支店のコミュニティスペース)

 

今はソーシャル・ディスタンスということもあるけれど、それでも50人くらいはゆったり入れる広さのあるスペースを、京都信用金庫さんの設置目的と、借りる側の趣旨や条件が合致すれば、無償で貸していただける。

 

この貸しスペースは、いつもお金で苦労しているNPO団体にとっては心底から有難い場所だ。信用金庫側からすれば、ここへ地域の方が足を運んでくれることが営業的に有難い、という理屈になる。

 

お互いにウィン-ウィンの関係が成立して、このスペースを利用させてもらっている。ということで、今日も朝早くから20数名が参加して朝カフェ開催となった。

 

 

 

開催をする原点は「上京区の活性化」にあるわけだけれど、「私たちはこんなことをしています」とか、「今度こんなことをするので、良ければ参加して」といった、参加者からの活動報告・イベント告知がメインになる。

 

だから今朝の集まりでも、12月に開催予定のイベントが次々に告知されていた。それぞれは、さして大きな集まりというわけではないけれど、年末といえども毎週末にはどこかで何かのイベントがあるという状況だった。

 

 

 

この1年あまりはコロナ禍のため、どの団体もこれといった活動ができなかっただけに、これからの活動の再開・再構築に向けて、一所懸命に取り組んでいる様子がうかがえた。

 

京都信用金庫の支店名が「西陣支店」となっているように、京都市上京区という行政区域のかなりの部分を、「西陣」地域が占めている。ご存じの通り、かつては高級織物の生産地として栄えていた町だ。

 

 

 

今ではその織屋さんも激減してしまったけれど、そんな中でも頑張っている企業は、生き残りを賭けて色々な取り組みを続けているし、京都市としても産業政策上、この地域の活性化は避けて通れないテーマになっている。

 

私たちの団体は、この間作成を続けてきた「やさしい日本語リーフレット(保育・幼児教育施設編)」のお披露目を行った。それとともに、要望があれば〝ワークショップでも説明会でも、すぐにお邪魔します〟というPRも。

 

 

 

以前は、小学校区ごとの〝地域防災訓練〟といった場にお邪魔して、その場でのサブ・イベントとして「外国人と防災」というテーマで、クイズや「やさしい日本語」の説明などいろんなことを行ってきた。

 

 

(以前に防災訓練の際に行った「やさしい日本語」のクイズ会)

 

そこに暮らす全ての人が、仲良く安全・安心に暮らせるように、という趣旨で、草の根からの〝多様性と包摂(ダイバーシティ・アンド・インクルージョン)〟に役立つことを、少しずつでも続けていけたらいいなと思う。