2万円に釣られて申請に行ってみたら | がいちのぶろぐ

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今日、マイナンバーカードの申請を行った。マイナンバーカードを持てば、最大2万円分のメリットが受けられるというのが、現状でのうたい文句になっている。

 

この2万円に吸い寄せられるように、私もこれまでためらっていたマイナンバーカードの申請に踏み切った。つまりは、まんまと策に乗せられた格好である。

 

いずれにしても脱税する気もなければ、できる財源もどうせ持っていないから、この際もらえるものはもらった方が得という気になった。まあ、言ってみれば〝はしたない〟限りだけれど。

 

京都市は「マイナンバーカードセンター」という組織というか会場を、京都の町のビジネスセンターである四条烏丸の近くに設置した。だからそこへ出掛けて行って申請を行った。

 

担当された方の説明では、〝マイナンバーカードを受け取りに来てください〟という通知が届くまでに、およそ2ヵ月は掛かるということだった。

 

政府が鳴り物を叩き倒して、宣伝しまくって力を入れているのに、申請したらしたで〝ハイ、2ヵ月待ちです〟ときたもんだ。

 

なるほどなぁ。この間、飲食店などが政府の自粛要請に従っても、その見返りの補償金がいつまで経っても入金されないと、嘆いていた気持ちがわかる。

 

尻を叩く方は必死になっても、その結果は昔ながらの名物〝お役所仕事〟ということになる。これだよね、役人の仕事は常に申請ベースで考えるのね。

 

申請者が増えました。おぉ、それはよかった。制度の良さが浸透したのだな、ワハハ。ということになる。それって、何かが間違っていると思う。

 

本来であれば、マイナンバーカードが国民の手に行き渡り、それがうまく利用されるようになって初めて、制度がどうだったかという評価になる。

 

申請者が増えました、というのは〝これでようやくスタート時点に立てそうです〟ということに過ぎない。それにもかかわらず、申請者が増えてきた途端に2ヵ月待ちという宣告。

 

まぁ、そんなものだろう。〝しょせんは役所のやること〟だから、血が通ったシステムになるわけはない、という感想しか出てこなかった。

 

2万円欲しさに釣り出されて、申請に行ってはみたものの、これがこの国の相場だよな、と改めて思った次第だった。