今日は定期的な治療の日だった | がいちのぶろぐ

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今日は京大病院の定期健診と点滴治療の日だった。いつも通り9時前には家を出て京大病院へ行き、先ずは血液検査の採血を行った。といっても、今日は受付時点で100人待ち。

 

 

40分あまり待って採血が終わり、次は胸部X線撮影。こちらは10分余りの待ち時間。ここでいったん解放になる。主治医の診察のための受付をして、昼食を買いに病院内のコンビニへ行く。

 

おにぎりとお茶を買い込んで、主治医の検診を待つ。この待ち時間は、同時に血液検査の結果待ちでもあるため、少なくとも1時間ほど必要になる。

 

今日も1時間15分くらい待って、どうにか主治医の診察室に呼び込まれた。ここで、前回の受診時に行った内視鏡検査とCT撮影の結果を踏まえた説明を聞く。

 

このとき主治医に言われた「順調です」という一言にホッとする。こんなに有難い言葉はない。ようやく点滴治療なので、その申請書を化学療法室の受付に渡して呼び出しを待つ。

 

この時点で12時少し前。〝ソレッ、今の間に昼ご飯〟ということで、大急ぎで病院の建物沿いの一隅にある屋外テラスに行って、買っておいたコンビニのおにぎり2個を頬張る。

 

慌ただしく昼ご飯を食べ終えて、化学療法室の待合スペースに戻る。今日は、そこからさらに30分ほど待った。ようやく呼び出してもらえたので受付へ。

 

点滴ブースの番号を告げられ、そこで待っていると看護師の方がワゴンにいろいろ載せてやって来る。腕のどの辺りに点滴の針を刺すのが適切か、決まるまでには結構な時間が掛かる。

 

ただし点滴が始まってしまえば、薬剤を注入するのに要する時間は45分ほど。しかも今日は点滴の途中で、内視鏡を担当された若い医師の方が、わざわざ説明のため覗きに来てくださった。

 

 

 

本来なら点滴の後で、こちらがお伺いして前回の結果の説明を聞くのだが、点滴中でこちらが何もすることがないだろうと、訪ねてきて話をしてくださった。いつもながら親切な方だ。

 

この方からも、内視鏡と細胞検査の結果は、〝まったく問題なし〟という説明だった。よかった、良かった。後は点滴が終われば支払いと、常用している〝メタボ〟防止のお薬の購入。

 

支払い受付機でチェックをし、10分あまり待って会計の最終確認。それで金額が確定し支払いとなって、病院を出たのはすでに2時をかなり回っていた。

 

 

 

病院の向かいにある薬局に立ち寄って、処方箋を見せてお薬を整えてもらったらもう3時前。家にたどり着いたら、3時半を回ったところ。家を出てから7時間近くが経っていた。

 

私の場合、病院で検査・診断・点滴治療・支払いという一連の流れを終えれば、要する時間から考えてどうしても丸一日仕事になってしまう。

 

この治療が2週間おきにあり、2か月に1回はさらに内視鏡とCTの検査も受ける。こうしてみると、日ごろは散歩などと言って町の中をうろついているが、やはり私はしっかり病人なのだ。

 

〝がんと生きる〟といった表現を目にすることもある。だけど、今では無職渡世の私は大丈夫だが、まだ現役世代の方の場合であれば、仕事をしながら治療を受けるのは大変な苦労だろう。

 

しかし、現代医学はまさに日進月歩だと思う。検査にしても治療にしても、新しい試みが話題に上ることが多い。先般は京都大学の本庶先生が、巨額の寄付金で和解したニュースがあった。

 

こうした進歩の恩恵の一片が、私にも及んでいるということだ。おかげで、今日もまたこうしてブログを書くことができている。