お神籤が「大吉」続きとなった | がいちのぶろぐ

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この数日、急に寒くなっている。パソコンがあるデスク上には、デジタル時計も置かれている。時計に付いている温度計は、この2日間の最高気温がやっと20℃を超えるかどうかというくらい。

 

ほんの一週間ほど前には半袖でも十分かというくらいの気温だったが、昨日からは厚手の長そでシャツを着こみ、さらに上着を引っ掛けるという状態になった。

 

日本には四季があるというけれど、これでは春と秋はお愛想程度になってしまいそうだ。間服とか春秋物のファッションというのは、もはや出番も無くなるのだろうかと思えてくる。

 

今日は朝から、髪の毛を切りに出掛けた。今年の正月からは、毎月のように入退院をすることが決まったので、昨年の年末ぎりぎりに散髪に行った。元々、すでに禿げ散らかしてはいたけれど。

 

そして4月まで抗がん剤治療が続いたので、洗髪のたびごとに多くの髪の毛が抜け落ちた。さらに残った髪の毛も、急速に白髪になりやせ細ってしまった。

 

だから昨年末に行って以来、散髪に行く必要を感じなくなっていた。そんな状態だったけれど、人間の生命力は大したもので、徐々に髪の毛が生えはじめ、残っていた髪も長く伸びてきた。

 

しかもほぼ真っ白だった髪の毛が、やや黒髪混じりになってきた。そうなると、さすがに風呂上りにも始末に困るくらい、裾の方の髪が拡がってしまうようになった。

 

ということで、10か月ぶりにせめて裾の方だけでも〝刈り込んで〟もらおう、という気になった。

 

ただそんなレベルだから、行きつけの理髪店で洗髪も顔剃りもやってもらったのでは、コスト的に高くなり過ぎる。ということで、思い切って「QBハウス」で〝10分カット〟をしてもらうことにした。

 

 

 

我が家からバスで10分足らずという、さほど遠くないショッピングモールの中に、「QBハウス」があることを知っていたので、開店と同時に行けば待ち時間なしで済むと考えた。

 

ということで、今朝はショッピングモールへ9時55分に到着。開店5分前。開店と同時に店内へ入り、「QBハウス」を目指した。他の入口から入った人がいて2番目。でも待ち時間はゼロ。

 

それで、裾の方の髪の毛だけを切りそろえてもらって、これで価格が1,100円也。とにかく、目的は達成された。切られた髪の毛を見ると、白くて細くてウサギの毛のようにフワフワした感じだった。

 

10時20分頃にショッピングモールを出たので、〝このまま帰るのも、まだ早いな〟と思い、家とは反対方向に向かうバスに乗った。15分あまり乗って「八幡前」バス停で下車。

 

バス停のすぐ前に、「三宅八幡宮」という小ぶりの神社がある。このお宮は、子どもの「疳の虫封じ」の神様として知られている。と言うことだから、本来なら私には縁のないご利益だけど。

 

 

 

とりあえず思いついただけの散歩だから、八幡様にお参りをした。こちらは神様のお使いが「鳩」。だから本殿にも鳩がいれば、境内の至る所にはお宮から授かった土製の鳩が置かれている。

 

 

 

 

この小さな土製の鳩は〝お神籤〟になっていて、お腹の中に〝お告げ〟の書かれた紙が入っている。私も社務所の前でふっとその気になって、300円也でその鳩の神籤を求めた。

 

 

 

 

まさに縁起物で、私が手に取った鳩のお腹から出て来る〝お告げ〟があまり嬉しくない内容だったら、神社に作られているお神籤を結ぶ紐に、結んで帰ろうと思っていた。

 

 

 

神社の片隅の休憩所に腰かけて、お腹からお神籤を引き出して開いてみたら、これが何と〝またまた〟「大吉」だった。

 

 

 

実は今年、お正月に初詣で行った〝ガン封じ〟のご利益で有名な「因幡薬師」で、引いたお神籤が大吉。次に、夏前に散歩で立ち寄った坂本龍馬にゆかりの小さな稲荷神社のお神籤が大吉。

 

 

 

そして今日、まったく予期しない散歩で立ち寄った、この八幡宮のお神籤でまた大吉。しかも書かれていた言葉が「病気 治る 信心が第一」となっていた。〝ハハァ〟と頭を垂れないといけない。

 

何だかこういう縁起物って、良い籤が出ると、その後はもう籤を引きたくなくなるものだ。それがガンの宣告を受けてから、3回だけ引いたお神籤がすべて「大吉」という結果。

 

 

(境内にあったきれいな噴水)

 

占いの類いはまったく信じない私だけど、さすがにこれはちょっと気分が良い。今日、社務所で座っておられた宮司さんに、「縁起ものですから」と話しながら選んだ〝鳩さん〟だった。

 

 

 

その後は、我が家と同じ行政区の京都市左京区とは言っても、町中とはかなり趣が異なる三宅八幡の周囲の、のんびりとした感じの住宅の間を歩いて、少し離れたバス停から帰って来た。

 

 

(三宅八幡から少し離れたところにあった三明院というお寺)

 

今日は、〝偶然とはいえ、こういうことってあるのだなぁ〟という思いになっている。明日は、京大病院の診察と点滴治療の日。チョッピリ明るい気分になって病院に行けそうだ。