日テレの人気番組のスタッフが“やらかした”らしい | がいちのぶろぐ

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日本テレビの「世界の果てまでイッテQ!」のスタッフが大勢集まって、屋外BBQパーティーを行い、その中の1人が数日後に発熱をした、と話題になっている。

 

 

 

これが行われたのは7月末のことで、しかもこのスタッフはやはり感染していて、感染がわかった翌日には番組の収録もあったから、参加者を全員外して収録したらしい。

 

大勢が集まってBBQをしたからコロナに感染した、というわけでもないだろう。正確な因果関係というか感染ルートなどは追跡も難しいだろう。

 

ただ何よりもまずいのは、マスコミ、特にテレビ局では、情報番組などで連日のように政府批判や政治家批判を行っている。特にこの時期は、オリンピック期間中だった。

 

その同じ局の人間が、報道とバラエティ担当とセクションは分かれていても、自分たちに対してはこんな〝ユルゆる〟のことを行っていれば、当然視聴者からは〝何だ〟となる。

 

つまり、上層部などが頑張って社内を厳しく引き締めてみても、下の方では〝そんなことは知ったことではない〟という気分になってしまっている、ということだろう。

 

しかもこの事実は、すでに半月以上も経過しているにもかかわらず、その番組の外部に対しては社内的にも伏せられていたらしい。明らかに『隠蔽』だと言ってもいいだろう。

 

こうしたことは、社内規定や注意喚起に明確に違背しているのだから、直接に参加を呼び掛けた責任者は厳格な懲戒処分、他の参加者も相応の懲戒処分を行うべきだ。

 

それを行わないから、結局は「毎度おなじみ、マスコミのダブル・スタンダード」という批判になってしまう。なんというか、身内には〝大甘〟だと見られることになる。

 

直接の責任者は最低でも諭旨免職、番組のトップであるプロデューサーと、上役の局長・部長等も懲戒処分、下請けの制作会社が絡んでいれば出入り禁止、くらいは行うべきだ。

 

『一罰百戒』ではなく、これからも「企業の社会的責任」として、さらにはマスコミという仕事の〝あるべき〟論として、こうしたことが〝当たり前〟の処置になるべきなのだ。

 

最近、テレビ番組を見ていて、画面に映し出される〝テロップ〟の文字の間違いや、内容への無理解なのか、〝テロップ〟での意味不明な文章表現などが頻繁に見受けられる。

 

特にコロナ禍で企業の広告が減って、テレビ局としては収入減になり、それが制作費の削減につながって、結局はチェック体制が甘くなってしまっているような気がする。

 

こうしたことが番組の質の低下だと認識され、若い人を中心として、いよいよ番組視聴から遠ざかる現象を引き起こしているように思える。

 

結局は、テレビ局が自分で自分の首を絞めまくっている、ということになってしまう。そうこうしているうちに、どんどんと螺旋階段を転がり落ちて行く結果になるのだろう。

 

今夜から明日に掛けて、〝問題の〟日本テレビでは恒例の24時間テレビ「愛は地球を救う」が行われる。

 

 

(日本テレビ放送網・社屋)

 

私は元々この番組のコンセプトが大嫌いだ。仮にもチャリティ番組というのなら、出演者はギャラを要らないという人に限り、スポンサー収入も全額寄付すべきだと思っている。

 

それでこそ、本当のチャリティ番組である。視聴者から小銭をかき集めるのは、チャリティでも何でもない。〝お涙ちょうだい〟の「投げ銭」に過ぎない。そう思っていた。

 

 

 

ましてや、日頃それほど鍛えてもいないだろうタレントに、付け焼刃で100kmマラソンなどをさせて、〝痛みに耐えてよく頑張った〟など、どっかの総理大臣でもあるまいに。

 

こうした感動の〝押し売り〟を、私は大嫌いなのだ。ただし、今夜はこのチャリティ番組の冒頭部分は、眼を皿のようにして見ているつもりだ。

 

今回、有名な人気番組のスタッフが〝やらかした〟騒動の一件を、番組の中で誰がどのように釈明するのか、それともまるで無視するのか。それを見届けたいから。

 

でも〝嫌な爺だなぁ〟と、自分でも自分の性格を呪ってしまいそうだ。