いやぁ、長い一日だった。今日は、病院の定期検診の日だった。あさ9時半に家を出て、10時前に病院に着き、まずは採血に向かったがこれが何と100人以上待ち。
そこでどうせ予定が入っているからと、胸部X線撮影を先に済ませる。それから採血ルームに戻っても、まだ20人待ちくらい。採血が終わったら、もう11時に近かった。
そこから、主治医の診断まで1時間半余り。主治医からは、先週受けた内視鏡検査の結果、ガンの疑いがあった細胞の病理検査の結果が、限りなくクロに近いと告げられた。
それで、今日はいつも通り免疫剤の点滴の後で、黒に近かった部位を内視鏡で掻き取る手術を行うために、担当医との相談が急きょ組み込まれた。
3時過ぎにようやく点滴が終わって、最後に手術担当医から、手術の必要性とそれに伴うリスクについて説明があり、入院時期の相談と入院手続きを行うことになった。
ここまでで、しっかり4時を回っていた。その入院は、4月まで毎月入院していた実験的な治療の病棟が、その続きということで確保できたので7月中旬に手術入院となった。
最後の最後に本日分の支払いを終えたら、またもグッタリ状態になっていた。何しろ持参した文庫本は、100ページをはるかに超えるボリュームを読み進めることができていた。
ということで、ついに第5次入院が確定してしまった。まあ、いずれそう簡単に一筋縄で完治などと言うことはないだろうし、こうしたことも起こり得るだろうと思っていた。
だから、いよいよ暑い盛りになってくる時期に、とりあえず快適にエアコンが効いた病室で、1週間は滞在ができるのをラッキーと思っておこう。
もっとも食道の壁を少し掻き取る作業なので、術後2日間は絶食、そこから重湯・3分粥・5分粥といった調子で、術後の回復度合いで食が進んで行くのだそうだ。
ウーン、4月中旬に第4次の退院をしてからの2か月間で、体重が実に4kg以上も増加した。早い話が、1月の最初の入院からすれば9kg近く減少し、半分戻した格好だった。
それがまた、これで減量できるかもしれない。そういうことを言っている場合か、という気もするけれど、抗がん剤の影響が徐々に薄れて、体調が戻ればつい体重も増えてしまう。
なにせコロナ禍なので、高齢者としては不要不急の外出は極力避けて来たから、この間で足腰は弱るわ、少し歩けば息が上がるわ、という状態でもある。
だから、生活して行く上で体重が軽いに越したことはない。ということで今日もまた、病院内での長い1日になってしまった。
さて、そうは言っても入院までは1ヵ月もある。その間、コロナ・ワクチンの第2回目の接種もあるけれど、それ以外は重要な予定も入ってはいない。
ということで梅雨の晴れ間を縫って、できれば散歩をしておこうと思う。京都市内でも、今まで私が行ったことも無く、ならば是非行っておきたいという場所もそこそこあるので。