それでもオリンピックは開催だと | がいちのぶろぐ

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政府の新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、国会答弁で「東京五輪を開催する場合、規模を最小化し、管理体制を厳格化すべきだ」との考えを示したと、朝日新聞デジタルが伝えている。

 

当たり前すぎるほど当たり前のことを、なぜこの方が、あえて国会審議の場で言わなければならないのか。それこそが一番の問題だろう。

 

尾身氏は答弁でさらに、「そもそも五輪をこういう状況の中で、何のためにやるのか。それがないと、一般の人は協力しようとは思わない」とも語ったと報じられている。

 

 

何ということだろう。これほどの、バカバカしいくらいに当たり前のことを、国のトップの口から聞けないことが、そもそも異常事態だと思う。

 

こんな状況なのに、種を蒔くだけ播いて投げ出してしまった安倍・前総理が、今ごろになって色々な集まりに意気揚々と顔を出している。

 

いや集まりに顔を出しているのではなく、あたかも自分の出番が近いかのごとき振る舞いを見せている、という報道すらある。もうあきれてものも言えない。

 

森友問題では財務省が、亡くなった赤木さんが作成した〝ファイル〟を、長い時間掛けて渋々で、やっとあったことを認めて、今月に開廷される法廷に提出するという。

 

あの問題のときも、「私や私の妻が関係していたとなれば、私はすぐに辞めますよ。エェ~議員も辞めますよっ!」と、甲高くヒステリックに叫んだのはどこの誰だっただろうか。

 

あの一言から、財務省を挙げて〝なかったことにしよう〟大作戦が開始され、その末端で意に染まざる仕事をさせられた方が、良心の呵責に耐えかねて一身を犠牲にされた。

 

昔であれば、〝この怨み、晴らさで置くものか~〟と、官邸の井戸から(有るのかな?)白装束に三角巾をおでこに着けて、ヒューっと現れてくれただろうに。

 

 

 

また河井夫妻の買収問題では、二階幹事長までが〝15千万を振り込んだのは僕じゃないよー〟宣言をし、〝そんなことできるのはあと1人しかいないモン〟状態を造り出した。

 

それも、自分に批判的だった大物現職の溝手議員〝憎しっ!〟から、自分の地元事務所の秘書をドッと送り込んでまで、河合案里・前議員の後押しをした結果があの騒ぎだ。

 

〝桜を見る会〟問題では、国会答弁で100回以上も虚偽の答弁をしている。それだけでも、本来ならば内閣総辞職に値するほどの議会軽視だと思う。

 

そして現在、〝すったもんだ〟のまっ最中にある東京五輪の延期問題は、2年延期では自分が総理でないかも知れないから、昨年に無理矢理1年延期に固執したと言われている。

 

 

 

その挙げ句に、再びの〝政権投げ出し〟で終わった。あろうことか後釜の現総理は、今では目が落ち窪んで、〝生ける屍〟のような表情でバカの一つ覚えのように、毎度〝安全・安心〟と唱えるだけ。

 

♪こぉーんな~ぁ日本に~、だぁーれーがしたぁ~

 

東京オリンピックまで、残すところあと52日!

 

東京オリンピックは絶好の日本晴れの下で、赤のブレザーに白のスラックス姿の日本代表の大選手団が最後を飾って堂々と国立競技場を行進し、終戦の時に生まれた陸上競技の坂井選手が聖火台に点火、するのだよね~。

 

この時の総理大臣は池田勇人氏。60年安保で倒れた岸内閣の後を継いで総理になり、東京オリンピックの後で、次の佐藤総理に引き継ぐことになった。

 

〝だから何?〟と言われても困るのだが。お爺さんと大叔父さんができなかったことを、〝僕は、ちゃんとできるんだもんねぇ~〟だったはずなのに。アァ~、無情!