明日からの3度目の緊急事態を前にして | がいちのぶろぐ

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ゴールデンウィークの前の週末だが、今日は良い天気になっている。といっても、緊急事態宣言が発出され、明日からは時短要請だけでなく、休業要請も行われるらしい。

 

そもそも、直前になってからの決定である。にも拘らず、仮に要請に応じて休業を行わなければ、それなりのペナルティが課せられる。

 

逆に言えば、ゴールデンウィークを見越して、それなりの仕入れの準備であったり、時には予約をにらんだ追加発注であったりと、この12週間は忙しい業種もあっただろう。

 

それらが全部、雲散霧消してしまうのか。それとも客の方も予定通りの行動という〝正面突破〟を試みるし、受ける業種の方も〝要請無視〟という応対に出るのか。

 

それでなくてもこの1年間、政府の対応が〝後手〟に回ってばかりという批判や、補償金惜しさの〝要請〟ばかりで、実効性の無い対策だけと言われてきたが、今回はどうだろう。

 

何が何でも東京五輪・パラリンピックをやりたいためだけに、IOCのバッハ会長が来日する517日までに、緊急事態宣言を終わらせる日程だといわれている。

 

マスコミは政府の対策の遅れを批判しながら、もう一方で〝オリンピック賛歌〟を歌い上げるという、相変わらずまったく〝恥知らず〟の腰抜けぶりだ。

 

この週末、私の周囲でも様々の小さなイベントなどが企画されていた。だが、昨日には急きょ〝中止決定〟といった情報が、フェイスブックなどにそれこそ緊急に流れていた。

 

小さなイベントであっても、準備にはそれなりの経費が発生する。その段階が終わった途端に中止の決定を余儀なくされたのでは、主催者は泣くに泣けないような気持ちだろう。

 

そしてゴールデンウィークは、昨年も緊急事態宣言の真っ只中だったから、1年ぶりにやっとお客さまをお迎えできると、意気込んでいた事業も多かったことだろう。

 

それにしてもオリンピックやGoTo企画の実現と、大型施設への一斉の休業要請などという、根本的な矛盾をはらんだまま、この国の政策は昨年に引き続いてまた漂流を始めた。

 

もうこれ以上は、いい加減にしてください。国民はあまりの馬鹿馬鹿しさに、まともに対応を考えるのも、もはや嫌になっています。

 

誰一人としてこれだけの〝失政〟の責任を取らず、自分たちの給料は保証されている議員や官僚たち。挙げ句に国会で嘘をつき、質問にはヒステリックになるだけだった前・総理。

 

アホなコロナ対策に終始しながら、病気を理由にそれすら投げ出して、次の総理に対応をゆだね、なのにまた自分の出番だとうごめき始めた恥知らずな人間。あなたは何様だ。

 

そんな御仁から総理を受け継いで、オリンピックとGo To企画を実施する以外に興味がなく、ただただ嫌いな人物を蹴落とすことだけが生きがいの、情けない現・総理。

 

私たちは、独裁者が取り仕切る非現代的な国家を幾つか周辺国に持ち、国内は無節操・無自覚な国家・地方公務員が国民をあざ笑いながら、厚顔のきわみの行動を繰り返している。

 

私自身が高齢者で、基礎疾患の塊りだからかえって外出もしない。他人にウィルスをうつすことも、うつされることも困ってしまう。なのに、公務員の行っていることの非道ぶり。

 

まっ、いいか。それもこれも、民間暮らしのひがみなのだ。お江戸の時世なら、公務員などと気軽に言えず、〝お武家さま〟と3尺下って道を開け、腰をかがめていたものだった。

 

あーぁ、明日から半月余りは、またマスコミの腰が据わらない、何を是とし非とするのか全く不明な報道を、嫌というほど見せられるのだろうな。

 

今日は、ブログに何を書く気も起こらない。頭が回転するような気分ではない。