第2次退院その⑨調剤薬局の仕組みで疲れた日 | がいちのぶろぐ

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今日はとんでもなく疲れた一日になった。今日は病院での放射線治療、血液検査と主治医の診察、最後に化学治療の点滴という予定で、朝8時半から午後2時半近くまで掛かった。

 

 

 

これだけでも十分に疲れたのだが、これまで長らく服用してきた常用薬が、今までお世話になっていた奈良市内の民間病院から、京大病院に切り替わったので、新たに処方してもらうことになった。

 

このお薬を、京大病院の前にずらっと並んでいる調剤薬局で求める際に、1軒目に入った薬局は、1種類だけお薬の在庫がないという。だから、別の薬局へ行ってくれと言われた。

 

「だったら、あるお薬だけ下さい。在庫がない残る1種類は別の調剤薬局で求めます」と言ったところ、〝処方箋の切り売り〟というか、〝これとこれだけを買い求める〟ということはできない、というのだ。

 

何ということだろう。これは小売業の考え方として、「有り得ない」販売方法ではないか。「あるものだけでもほしい」と言う客に、「全部揃わないと売れません」と言う販売方法などあり得るのか。

 

もしそうだとするなら、日本中の全ての調剤薬局は、日本中で販売されている〝ありとあらゆる薬品〟を、ひとつ残らず在庫していなければならない、という理屈になる。

 

しかもご丁寧に、「処方箋は、日祝日を含めて有効期限が4日間です」と窓口に表示されていた。

 

だったら、もし金曜日の午後に病・医院で処方箋を受け取って調剤薬局に行き、その際に在庫のない薬品は、4日以内ということで土・日をはさんで、万一月曜日までに在庫補充ができなければ、その後は誰がどのように責任を取るというのか。

 

というような次第で、とにかく無いものは仕方がないので、ホントに隣り合うようにある別の調剤薬局に初めて入り、まずはこの薬の在庫があるかと質問することから始めた。

 

パソコンを叩いた結果は〝ある〟ということだった。ならばと、処方箋に書かれたトータル10種類のお薬を揃えてもらうことになった。この時点で2時40分くらいだった。

 

さあそこからは、〝待てど暮らせど〟お薬を渡してもらえない。後から来た人は注文が簡単だったのだろう、次々にお薬を受け取って行く。

 

窓口の2人の女性は、時に暇そうにしている。私はついに〝しびれ〟を切らして、窓口に行き「まだでしょうか?」と尋ねた。この時点で40分以上経っていた。

 

すると窓口にいた女性は、すぐ脇にあった籠をいきなり持ち上げて、「これからお渡ししようと思っていたのですが」と言うではないか。

 

〝なんですとっ!〟その籠は、10分あまり前からずっとそこにあったよね~!それって何だったの。あまりのバカバカしさに、もうあの薬局には2度と足を運ばないと思う。

 

 

 

ご参考までにお店の経営母体は、全国チェーンで急拡大中の「ココカラファイン」だった。どうかステキな快進撃を、これからもお続けください!!!

 

ところで今日は、朝一番にまず採血を行ったのだが、京大病院の採血ルームは、かなり広い部屋に12席ほどのブースがあり一斉に採血を行っている。それでも待ち行列がすごい。

 

それで採血を終えた大勢の患者さんの血液が入った小籠は、〝輸送ロボット〟君がせっせと検査室まで運んでいる。これが働き者で、中々に可愛いのだ。

 

 

 

ピンクのロボット君が行ったと思ったら、緑のロボット君が次の便のためにやって来る。こうして、朝早くからせっせと労働をしてくれている。これはなかなかに笑える光景だった。

 

 

 

明日からは、「第2次退院」シリーズと言うタイトルをしばらく止めようと思う。また2週間ほどすれば検査と第3次入院という予定だから、それまでは思うことを書こうと思う。