第2次退院その⑦2月なのに夏日だよって | がいちのぶろぐ

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今日のお昼過ぎ、窓を閉め切っていた私の部屋は、気温が27℃近くにまで達していた。早い話が「夏日」である。単純に言えば〝初夏の到来〟である。

 

さすがにそれは、〝いくら何でも違うだろ~〟と言いたくなってしまう。まだ2月なのだ。24節気では先日〝雨水〟が過ぎ、次に来るのは〝啓蟄〟、虫が穴からはい出る時だ。

 

それが過ぎれば〝春分〟ということになる。また来週の33日は桃の節句、5節句の中の「上巳」の節句である。

 

5節句とは「人日(じんじつ;17日)」、「上巳(じょうし;33日)」、「端午(たんご;55日)」、「七夕(たなばた;77日)」、及び「重陽(ちょうよう;99日)」を謂う。

 

そもそも「上巳の節句」は、中国の厄払い行事と日本の〝禊・祓〟の考えが習合し、日本では〝人形(ひとがた)〟を川に流すことによって災厄を祓う行事だった。

 

(流しびなの館ホームページより)

 

鳥取県鳥取市用瀬(もちがせ)町では、旧暦の33日に「男女一対の紙雛を桟俵にのせ、桃の小枝と椿の花や菜の花を添えて、災厄を託して千代川(せんだいがわ)に」流す「もちがせの雛送り」が現在も行われている。(流しびなの館ホームページより)

 

 

(流しびなの館ホームページより/昨年度の資料)

 

桟俵(さんだわら)とは、米俵の両側面を押さえている円形の部分を指す。俗に「さんだらぼっち」と称されることもある。

 

 

(流しびなの館ホームページより)

 

というような〝うんちく〟は脱線が過ぎるだろうけれど、今はまだ雛祭りすら行われていない2月下旬である。にもかかわらず、すでに気温は初夏なのだ。

 

そう言えば、今日は朝から植木屋さんが来て、我が家の小庭の数本だけの庭木を、ほぼ丸坊主にまで刈り込んでくれた。今はなんだか木がスースーした感じになっている。

 

 

 

(一昨日はこんな姿だった)

 

とはいえ2年もすれば、また5mを超えるほどに成長し葉を繁らせる。太陽と雨と土の恵みという、自然の力は偉大だと思う。

 

ただそうなると、先年の台風のように、もしもの時には折れた枝が飛ぶなどして、ご近所にご迷惑をかけるかもしれない。だから、たまには刈り込んで成長点を止める必要がある。

 

ところで、私は第2次の退院をしてから1週間ほどになる。放射線治療の影響だと思うが、このところさすがに胸の真ん中あたりが痛くなることも多い。

 

また胸がムカついて、食事が摂りにくいことも増えてきた。だから今日は、放射線治療の後の看護師さんとの面談で、その辺のことを聞いてみた。

 

 

 

そうすると、さすがに向こうはプロ。多くの人の状況を見ているから、痛みは無理をせずに鎮痛剤を服用すればいい、ムカつきを止める薬はすぐに医師と相談する、と言ってくれた。

 

そして、ものの5分も経たないうちに医師と面談の場を作ってくれて、医師からあらためて鎮痛剤や〝ムカつき止め〟の薬の処方箋を貰うことができた。

 

帰路、京大病院の周囲に数多くある調剤薬局の一つに立ち寄って、処方されたお薬を手に入れた。そして帰宅後、昼食の直前にその〝むかつき止め〟の薬を服用した。これが実によく効いた。

 

少し大きめのベーコンロールパンとミルクコーヒーの昼食だったけれど、そのパンの7割ほどを食べることができた。今までなら、せいぜい半分食べれば良いところだったと思う。

 

少し〝お腹に持つ〟食事になった気がした。このところ、お腹は随分と空いているのだけれど、食欲が衰えていたからそれだけ体重も落ちていた。

 

このお薬のお蔭で、少しずつでも食欲が回復できれば、また考え事をする力も湧いてくるだろう。せめてそうなってほしいと思う。

 

この間、スマホを介して多国籍の言葉を同時に翻訳できる機能を持った「イヤホン」の情報を知った。これも、もう少し調べてみたいと思う。

 

また1年間関わってきた「半径3kmの旅」というテーマに対して、それを発展させるきっかけとなるいくつかのイベントも、春に向かって動きが始まりかけている。

 

私が身体状況で参加できるかどうかもあるし、それ以上にコロナ禍でイベントを実施できるかどうかという問題もある。

 

 

 

だけど、「顧客が『参加の意義』と『旅の余白』を見つける」という考え方の方向性は、こうしたイベントの中で必ず示されて来ると思う。

 

 

 

それは、〝とても上質な「ブラタモリ」〟という方向性とはまた違った、新しい『旅の可能性』を秘めたものになってくると思う。