第2次退院その④放射線治療は最終盤に | がいちのぶろぐ

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第2次退院の日から数えて4日目となった。今日も午前中、放射線治療を受けるために京大病院を訪れていた。

 

 

 

今日から、治療開始時間を約1時間繰り下げてもらえたので、朝少し早く起きて、7時過ぎまでに朝食を食べ終えれば、〝3時間は絶食〟という条件を満たすことが可能になった。

 

昨日までの2日間、起床後に絶食状態のまま治療を受けに行っていたのと比べると、少しでも食べ物がお腹に入っているのは、極端な低血糖にはならないので随分と身体が楽だ。

 

 

 

とは言え、放射線治療は今日を入れて残すところ4回になった。全28回の治療が予定されていて、すでに24回が終わったことになる。最終盤に差し掛かったということだ。

 

ここまで来ると、肉体的にかなり色々な箇所にダメージが感じられるようになってきた。何よりも、喉の奥のあたりで食べものがかなり〝呑み込みにくい〟イメージがある。

 

お茶のような液体でも、ひと口でガブリと多めに飲もうとすると、ウッと喉が詰まるような感覚になる。

 

飲み物を吐き出すといったところまでは行かないけれど、飲み下した後でけっこう強めに〝エズく〟ことがある。

 

さらに、食べ物はかなりドロドロ状態になるくらいまで口の中で咀嚼を行わないと、喉の方に入って行こうとはしてくれない。それも時には、飲み物で後押しになることもある。

 

いただいている「クリニカルパス」という、放射線治療によって引き起こされる炎症の説明を読んでいても、最終盤になれば「飲み込みにくさや痛みが強くなり、食事がとれなくなることがあります」と書かれている。

 

 

 

私はこの状態に差し掛かっていて、こうした「痛みが強い場合は鎮痛剤を使用できますので、我慢しないでご相談ください」とも書かれている。実際に鎮痛剤も受け取っている。

 

 

 

また、食事の前に服用する粘りっ気が強い液状のお薬も貰っており、このお薬を喉に流し込むことで、喉や食道の粘膜を保護することもでき、食事を摂ることができる。

 

だから、放射線治療自体は肉体に対してなかなかにハードな治療ではあるけれど、それらから肉体をサポートするための対応策も、きちんと準備がなされていることになる。

 

また、放射線が照射されている皮膚も、最終盤になれば「発赤が強くなり、少しの刺激で皮膚がはがれやすくなります」と書かれている。

 

 

 

けれど、今のところ皮膚に塗る〝軟膏〟を多めに貰っているので、日に2回くらいはこれを背中とお腹にタップリと塗布して、何とか皮膚の〝発赤〟程度に抑えている。

 

 

 

このように放射線治療では、最終盤になって「ガンバレ私!」状態になっている。だけど何とかこのままで、来週のあと3回を乗り切って行きたい。

 

さすがに今日の午後は、じっとしていても〝胸のつかえ〟感がかなり強くなってきている。だから、肉体的に決して楽な状況ではない。しかも、来年には後期高齢者になる年齢だ。

 

あとひと踏ん張りがんばって、このかなりハードな放射線治療が〝有効・有意義〟だったという結果になればいいなと思う。