第1次退院その②ルーチンワークになってきた | がいちのぶろぐ

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今日も午前中は、放射線治療のために病院に出掛けて外来診療を受けていた。明日・明後日の週末は、放射線の外来治療はお休みになる。

 

この外来治療が、なかなか面倒なものだ。治療開始の3時間前からは絶食、1時間前からは絶飲食を申し渡されている。

 

私の場合、治療は原則10時半開始なので、7時半以前に朝食を済ましておかないといけない。9時半からはお茶や水分もダメになる。

 

朝起きて体温を測定し、渡されている薬液で口をすすぎ、歯を磨いて顔を洗うから、ここから逆算して行くと、起床は6時半ということになる。〝私にすれば〟早起きになる。

 

そして、朝食のトーストに薄切りハムとスライスチーズをはさみ、少な目の薄いコーヒーに牛乳をいっぱい注いで、これが朝ご飯ということに。

 

これを食べ終わるのが、どんなに遅くても730分以前。それから片付けモノなどあって、どこかのメーカーの紙パック入り野菜ジュースを1本飲む。

 

さらに、毎日飲んでいる血圧降下剤や血糖値の制御剤など、いくつかの常用薬を飲む。こうしている間に時計は8時を回る。ここでやっと落ち着いてテレビのワイドショーを見る。

 

今朝は雨模様だったので、バスが遅れている可能性もある。だからそれも加減して家を出ないといけない。ただバスに乗ってしまえば、病院の最寄りのバス停までは10分ほど。

 

 

 

それらをすべて配慮して、今朝は940分に家を出た。こうして午前中に、放射線治療とその後の医師の問診、それからお金の支払いまで終えると、ほぼ昼前になっている。

 

これが2月一杯まで、入院期間を除いて毎日繰り返される、私の生活の基本パターンとなる。ということで退院2日目にして、どうにかこの生活パターンが飲み込めてきた。

 

もっとも来週以後は、水曜日だけが放射線治療以外に血液検査が増えたり、医師の診察があったり、さらに外来の点滴治療があったりと、少し忙しい日に設定されているようだ。

 

とりあえず明日と明後日は、少し心を休められる週末になると思う。そうあってほしい。

 

ところで昨夜は、年末まで私も関わってきた同志社大学院の「ソーシャルイノベーション研究プロジェクト」の、今学期の最終発表会になっていた。

 

 

 

私はさすがに免疫も落ちているし、体重も一挙に減って体力が低下しているので、授業に参加することは叶わなかった。だから、オンラインで授業の様子を見学することにした。

 

私が参加していたグループは、「半径3キロの旅」というテーマのグループだった。ウィズ・コロナという状況下で、どのような旅の形が提案できるだろうか、というテーマである。

 

昨夜はグループ・リーダーの若い方も体調がすぐれなかったために、グループでもっとも若い現役大学院生の方が、グループとしての発表原稿を代読してくれた。

 

私が聞いていた感じでは、中味的にもう一つ食い足りないところがある、という気がしたけれど、そこは最終段階で戦線離脱した身では言うこともできないだろう。

 

ただ今回の発表を通して、「ティーチング的な旅=知識伝授型」と「コーチング的な旅=興味掘り起し型」との対比から、「コーチング的な旅」という新たな道筋を提示できたと思う。

 

さらには、「ゲーム的な旅=あらかじめ示されたポイント発見型」や、「聖地巡礼的な旅=自分の興味型」などといった考え方もできる。

 

これらの中から、今後はあえて「コーチング的な旅=興味掘り起し型」を何とか一般化させて行きたいと思う。これは若いリーダーの方とも、意見が一致している点である。

 

 

 

それにしても、1年間私たちを引っ張って来ていただいたというか、長きにわたってこの授業を担当して来られた同志社大学大学院の教授の方が、今年で定年を迎えられる。

 

 

 

昨夜は、現役の大学院生からこの教授に感謝の花束も贈られた。中々に良いシーンだった。