「自分が主役の旅を作る」という考え方 | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

今日は朝から、久し振りと思える雨になった。今月初めからほぼ3週間ぶりの雨と言ってもいいのではないか。だから今日は、少しだけ空気が潤いを含んでいるように思える。

 

明日からは、気温も下がるという予報が出ている。この数日は季節外れの〝夏日〟なった。こんな気候では、せっかく色付き始めた紅葉がどうなってしまうのかと心配していたが。

 

 

 

それにしても明日からの3連休は、コロナ禍の第3波が来ている中で、「我慢の3連休」という日本医師会の呼びかけもあり、京都の紅葉の名所の混雑の状況はどうなるだろう。

 

 

 

さて昨夜は、同志社大学院のオープン講座「ソーシャルイノベーション研究プロジェクト」に出席していた。今学期のコースも後半になり、いよいよテーマに目途を立てる時期になった。

 

私が参加している「半径3キロの旅」というテーマも、この2週間の間に議論がかなり進んだ。そこで内容の整理担当として、私はこの間の議論をまとめ直して持参した。

 

 

 

この間の議論で、この「半径3キロの旅」とは、それに参加する顧客が自ら「旅を編集」できる「余白」が必要だ、という方向で議論が進められてきた。

 

訪れた地域にあるコト・モノや、出会ったヒトを通して、「自分の白地図を埋めて行く」作業ができる旅を提案しようということだ。

 

だからサブタイトルとして、「自分が主役の旅を作る」というキーワードも提案してみたが、これも大筋で了承された。

 

これで随分と考え方は整理できたけれど、これをどのように実現できるものに落とし込んでゆくか、最後の詰めの段階だと言っても良いだろう。

 

その肝心の部分を参加メンバーそれぞれが自分なりに考え、来週は大学が学園祭期間で休講だから、再来週に持ち寄って詰めの作業を進めて行くことになった。

 

 

 

とは言え、どんな地域を選択するのかという根本的なところから始まって、どのような形態にするのか、さらに参加者の募集方法から経費の検討まで、事業として完成されたものにまで磨き上げないといけない。

 

考えることはまだ多いけれど、コンセプトと方向性が固まった以上は、実務的な問題を巡っての検討になる。そうなれば、それなりに経験を持っているメンバーもいるから、何とか動いて行くだろう。

 

こうして何かを生み出してゆく作業は、とてもワクワクする楽しいものになる。さて、私にはどんなプラニングができるか、自分の地元をベースに考えてみたいと思う。

 

考えてみればこのテーマは、5月にウィズ・コロナという状況の下で、観光関連産業や飲食業がどのような活路を見出せばよいか、というところからスタートした。

 

それが曲がりなりにも、実行可能なプランとして結実させようというところまでたどり着いたことになる。

 

その間には夏休みをはさんで、メンバー間でも紆余曲折があったけれど、1月末にはどうにかまとまった結論が得られそうだ。

 

ただし、これを実際に事業として実現させるには、対象とした地元との調整という難儀な部分もまだ残ってはいるけれど、私としてはちょっとだけホッとしたところもある。