会合やらイベントやらとあわただしく | がいちのぶろぐ

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バタバタとあわただしい日になった。午前中は、京都市国際交流会館で「多文化支援ネットワーク」の定例会があり、私も初めて参加した。

 

 

 

これは京都市を中心に、主に定住している外国人の支援活動を行っている様々なNPO団体が、情報交換などを行うために定期的に集まっている会合である。

 

現在、私が関わっている「やさしい日本語」を広める活動を行っている団体は、定住外国人と日本人がコミュニケーションを取るための手段として、もっと「やさしい日本語」を使おうという趣旨で活動している。

 

だから、この会合に呼ばれるようになった。そのため、今日は朝から定例会に出掛けていた。今日の会合の内容自体は、それほど特別なものではなかったのだが。

 

ただ毎年113日の〝文化の日〟には、この京都市国際交流会館を挙げて「KOKOKA OPENDAY」という大々的なイベントがある。だから、その下準備的な色合いもあったようだ。

 

 

 

私はこの「OPENDAY」に昨年も出かけた。会館の前庭では、「万国屋台村」や「グローバルステージ」も開催される。その他にも、「キッズフェスタ」や「フリーマーケット」などもある。

 

昨年も、会館の前の仮設ステージや、前庭から駐車場にかけてズラッと並んだ屋台村やフリマなど様々なイベントが行われ、会館の中も外も人であふれ返っていた。

 

この国際交流会館のある場所は、有名な観光スポットの南禅寺や平安神宮も近いし、京都市動物園はすぐ近くという場所である。

 

 

 

だからそちらへ来た人も、なんだか賑やかにイベントをやっているという感じで立ち寄って行く。だから「OPENDAY」への来場者が多くなる、というイベントである。

 

定例の会合が12時過ぎに終わり、私は独りで会館の前庭の椅子に座って、家を出掛ける時にコンビニで買い込んでおいた〝おにぎり〟をほおばって昼食にした。

 

そのあと国際交流会館のお隣りにある、日本で最初の水力発電所「蹴上発電所」を横に見ながら、地下鉄「蹴上(けあげ)」駅から、「烏丸御池」駅まで行った。

 

 

 

 

午後には三条通で行われている「近代建築WEEK」というイベントで、「京都文化博物館」の前にテント設営された「スマホで三条 まちなみの変遷発見ラリー」というブースへ、知人がスタッフをしているので訪ねて行った。

 

 

 

先週からの4連休だった21日に、私は新装なった「新風館」を見物に出掛けたけれど、その際にもこの「三条通」という歴史的な建物が並ぶ通りのことをブログに書いた。

 

 

 

つまり三条通というのは、近代洋風建築と古い京町家の商家が今も数多く残っていて、これが良い雰囲気を作っているので、今はオシャレなファッションストリートになっている。

 

 

 

この三条通を撮影した古い写真を基に、その写真を撮影した場所で、昔の写真と現在の建物を対比させながらスマートフォンで写真が撮れるという、AR(拡張現実)の手法を使って楽しんでもらおうというイベントを、知人のグループが行っていた。

 

 

 

残念なことに、現在このAR(拡張現実)はアンドロイド版のスマホにしか対応していないので、私のアイフォンでは写真が撮れなかった。

 

ただしスタッフをしている知人が、ブースに用意してあるアンドロイド版のスマホを使って、写真を撮った場合にどんな状態になるかを、実際にやって見せてくれた。

 

結果として、昔の写真と現在の建物とをオーバーラップさせて見ることもできるし、それを写真に撮れば、自分が昔の写真の中に映り込むようなこともできるらしい。

 

 

 

こうしたAR(拡張現実)の手法を使えば、今はもう昔の面影が無くなってしまった場所でも、古い写真さえあればそこがかつてどんな様子だったのかを、オーバーラップさせて見ることができる。

 

 

 

〝それが何の役に立つの?〟と聞かれると困ってしまうけれど、例えば、桜の名所にその季節以外に出掛けたとしよう。

 

出掛けた時にその場所でスマホをかざすと、目の前にある現実の姿として、仮に緑の葉っぱの桜の木だったとしても、スマホの画面では見事な桜満開になっている、ということになる。

 

つまり同じ場所で事前に撮影しておいた動画などが用意されていて、出掛けて行ったその瞬間に、同じ場所でスマホ画面で動画を見られるし、もしそれを写真撮影すれば、現実の状態と桜満開の状態を並べて記録しておける、ということだ。

 

こういうことが各地で普及すれば、どうしても特定の季節には行けなかった場所でも、その場所の美しい風景の中に自分を立たせて、あたかもその季節に出掛けたような写真も残せる可能性がある。こうした技法なのだ。

 

三条通で言えば、明治期に映された建物の写真の前に、自分の姿を置くことも不可能ではなくなるということだ。〝そのどこが面白い?〟と聞かれたら、答えに詰まってしまうけれど。

 

 

 

こうしたことにゲーム性を持たせたのが、一時期大ブームとなった「ポケモンGO」ということになる。現実には、そこにポケモンなどいるはずもないけれど、スマホ画面にはその場所にポケモンがいる、ということだ。

 

これがAR(拡張現実)ということになる。まあそんなわけで、「三条通の今・昔」を見ながらこの〝おシャレストリート〟を歩けます、というデモンストレーションをやっていたということだ。

 

 

 

そんなことで、家には3時過ぎに帰り着いた。途中で通りかかった「新京極」の通りも、今日はかなりの人出でにぎわっていた。今日はこんな状態で、けっこうバタバタと一日を過ごしていたことになる。