特別定額給付金申請書が届いた | がいちのぶろぐ

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とうとう梅雨入り宣言が出た。中国、近畿、東海地方が今日から梅雨入りした。週間天気予報も、明日からほぼ連日傘マークが並んでいる。

 

今日も気温こそ30℃に届いていないが、湿度が高く蒸しむししている。肌に水蒸気がまとわりつくような感触の時期が始まった。

 

 

 

数日前には、日陰に入ればカラッとして風が心地よかったけれど、一気に蒸しむし感が襲ってきた。これから1か月半ほどは、この気候とお付き合いするしかない。それがこの国だからひたすら耐えるしかない。

 

ウィルス騒動は、東京アラートが出されるなど第二波への懸念も去らないけれど、東京を除いては比較的穏やかになりつつある。まだまだ油断はできないけれど、大筋では人々の気持ちが少しホッとしているだろう。

 

そしてついに昨日、我が家にも「特別定額給付金申請書」が届いた。この給付金が「不要」の場合には、氏名の右側欄にその旨チェックを入れることになっていた。

 

「いえいえ、頂けるものは喜んでいただきます」ということで今日、市役所宛てに申請書を返送した。2人暮らしなので金20万円也が、いずれ振り込まれることになるだろう。

 

 

 

それにしても、〝すったもんだ〟の挙げ句に決まった給付金である。おかげで手続きを実際に行う市役所の職員の方などは、大変なご苦労だっただろう。

 

ところが我が家には、いまだに『アベノマスク』が届かない状態が続いている。41日に、ヒステリックに「すべての家庭にマスク2枚」と宣言して、すでに70日が経過した。

 

「『アベノマスク』はもう要らない」という声も多いけれど、数日前の報道では、なんと!50%以上の家庭に配布ができた!という記事が出ていた。巷では、市販のマスクに値崩れが起き始めているのに。

 

 

 

こんな〝うつけた〟政策を思いついたどなたかは、責任を問われることもなく、今も官邸で勤務に励んでおられるのだろう。数百億円に上る壮大な無駄遣いを行った挙げ句!

 

税金なんぞは、高級官僚の懐から出て行くお金でもあるまいし、その後がどうなろうと、そんなことは知ったことではないということでお終いになるのだろう。

 

それどころか、持続化給付金ではトンネル団体に巨額のカネが落ちるのでは、と言われて、その火消しに大わらわになっている。挙げ句に、「Go Toキャンペーン」では、3千億円の業務外注費が高すぎる、と批判されている。

 

もうやることなすこと、すべてドンブリ勘定とボッタクリの様相になっている。とにかくウィルス騒動の陰で稼げるだけ稼ごうとする人と、明日の生活費もままならなくて困り果てている大多数の庶民、にハッキリと分かれてしまった。

 

ここまで無茶苦茶な政治を行っても、びくともしない強い政権にしたのは、いつも言うけれど、私たち自身が望んで行ったことだ。回りまわって自分の首を自分で絞めても、私たちには文句を言える道理はない。

 

それまで現職だった参議院自民党の重鎮が、政権に批判的な発言をしたようだ。そこで、その現職議員を落選させるために対立候補を立て、その新人候補に現金を大量に注ぎ込んでどんどん買収運動をさせ、その現職議員と取って代わらせる。

 

そんなことがまかり通るような政治は、まともな政治だとはとても思えない。気に食わない相手は、どんな手を使ってでも叩き潰すというのは、闇の世界だけで通用する論法にほかならない。

 

そんな政治が、この国の戦後最長の政権のやり方だった。もし自分や妻が関係していれば、「総理を辞める。国会議員も辞める」とヒステリックに叫んだ人が、辞めないためには「関係なかった」と言い続けるしかない。

 

あ~ぁ、情けない。そんな国民にはその程度の政治家。私たちも「一億総員火の玉だ!」とばかり〝自粛警察〟に志願するような国民なのだ。

 

梅雨の蒸しむしする時期に、こんなことばかりがまかり通って、結局は何も無かったかのように、また徐々に日常が繰り返されて行く。

 

それでも、職を失い、客を失って苦境にあえぐ人に差し延べられる救いの手は、間でむしりとられる額に比べて、なんと微々たるものか。涙さえ出ない状態になる。

 

強いものに巻かれたらおこぼれは頂戴できる、という立場にすらなれない大多数の庶民にとっては、やるせない梅雨の時期が続くことになる。