昭和の日に不要不急の外出 | がいちのぶろぐ

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昭和の日。昭和天皇の当時は〝天皇誕生日〟の祝日だった。その後「みどりの日」になり、みどりの日が54日に引っ越してからは〝昭和の日〟。

 

天気は絶好の晴れ。大型連休で好天となれば、これまではどっと人が出ていたのだが。現在は不要不急の外出は控えましょう、となっている。

 

ということで、私もほとんど引き籠り状態になっているのだが、今日は思い切って〝非国民〟になってみた。〝不要不急の外出〟をしてやった。

 

午前中に1時間ばかり、平安神宮の周りの岡崎公園一帯まで散歩。例年なら、この時期は観光客であふれ返り、公園のあちこちではイベントなどが行われているはず。

 

まず往きのバスに人が乗っていない。ポツンポツンという感じで、数人が離れ離れに座っているだけ。バス停での乗り降りもほとんどない。

 

岡崎公園口のバス停で下車しても、自動車も少なければ、歩いている人もまばら。通りに並ぶハナミズキのピンクと白の花が、やたら空しく思えてしまう。

 

 

 

そういえば、いつの頃からか街路樹はハナミズキが増えている。このところ、歩きながら見上げればハナミズキ、足下にはツツジというパターンが多くなった。

 

 

 

さすがに岡崎公園には、小さな子供を遊ばせている家族連れが、けっこう出掛けていた。といっても、ホントに数えられるくらいの人数ずつ、広々とした公園に〝ばらけ〟て遊んでいるだけ。

 

そして平安神宮の応天門の方を見れば、ガラーーーーン!!!人がいないー。こんな状態の平安神宮を見るのは、人生で初めてかも知れない。

 

 

 

神苑の中は閉鎖されているが、拝殿までは入ることができる。ただし開門されている時間は短くなっている。

 

応天門から拝殿の方に入ってみたら、ガラーーーーーーン!!!とにかく、だぁーれもいない。私以外には、衛仕の方と掃除の青年が各1名、観光客(?)が2名。以上終り。

 

 

 

もう笑うしかない。不要不急の外出は控えましょう、と言われたら、みんな徹底的に外出を控えているのだ。ここまでできるなんて「国民」は凄いなあ。見習え!誰かさん!

 

特にすることも、行く当てもないので、岡崎公園から白川沿いに南へ歩いて、三条通の方に向かった。

 

 

 

白川から少し離れて脇道に入ると、滅多に来ることもない住宅地だから、ヘェ~こんな家が、というような家々と出くわす。

 

中には、並河靖之七宝記念館と掲げられた建物も。お向かいのモダンな家の表札は「並河」さんとなっていた。記念館になっている建物には、登録有形文化財という表示も。

 

 

 

その少し西には「民宿 古梅川」という看板も。こちらは、京都の古民家ステイが売り物の宿泊施設。

 

 

 

どこを歩いても、ほとんど人と出会わない。思い出したようにすれ違うだけ。岡崎公園の子ども連れの家族だって、徒歩圏か自転車圏に住む人だろう。駐車場も閉めているから。

 

東山三条のバス停からバスで帰宅したが、帰りのバスもガラガラ。途中のバス停での乗り降りも滅多にない。とにかく凄いことになっている。ゴーストタウンなのだ。

 

岡崎公園では、デートをしている若い人を2,3組見掛けた。ほんとに子どもを遊ばせるための外出か、何か出掛ける用事がある人しか出歩いていない。

 

 

 

やったー、非国民ゴッコができたー。ということで、近所への買い物と予約診療の通院以外で外出したのは、実に半月ぶりということになった。

 

私はまさに気分転換の外出だったが、外出自粛がここまで徹底されているのも、すごいことだと思った。前回、私が外出したのも近所の鴨川河川公園までだったが。

 

人と接触することもなく、気晴らし程度に外出できる場所が近くにあるのも、考えてみればありがたいことだ。

 

東京近辺だったら、こうもいかないのだろうなぁ。そう思えば、こんなに静かな京都の町も久し振りかも知れない。

 

こんな状態では、客商売をしている方にとっては死活問題になることもよくわかる。