このままでは、この国はどこへ行く | がいちのぶろぐ

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昨日から怒りが収まらない。安倍総理は何があろうとも、まず星野源さんに膝を屈して心の底から謝罪すべきだ。

 

それにしても、これほどまでに人の心がわからない、人を人とも思わない傲慢な人間を国のトップに据えている国だったのか。

 

悲しいという気持ちを通り越して、腹の中から笑えて来た。「何様なのだ、この人は」。そう思った。祖父が総理大臣、父は総理候補の一人と目された重要人物だった。

 

そんな人間は、父祖からこの国を受け継いだ「国王」という気持ちなのだろうか。例の、星野源さんと「コラボ」した(と、本人とその周辺だけが思っている)動画の一件である。

 

 

 

星野さんは、『家にいたらこんな楽曲ができたから、これに歌や楽器演奏、ダンスなどをコラボして、みんなを励まそうよ』という趣旨で、楽曲の動画をアップロードされた。

 

それをあろうことか、何をコラボするでもなく、『良い家のリビングで、犬を膝に乗せて優雅にお茶する』姿を貼り付けて、これを国民に見せつける。

 

 

 

収入が激減している人や、この先の資金繰りが見通せない人、明日の暮らしをどうするかと悩んでいる人など、今は国全体が沈痛な気持ちになっている。

 

そんな折りに、事もあろうに最前線に立って対応を考えるべき人が、国民に向かって〝見せる姿〟がこれなのか。本当に、怒りを通り越した感情になっている。

 

もうみんな、家に籠っているのをやめて、外に出て乱痴気騒ぎか暴動でも起こそうよ、と言いたいくらい、怒りが湧き上がってくる。

 

感染した人たちを救うために医療の最前線で頑張って下さっている方々、生活必需品を私たちに届けるために日々苦労している物流業界や小売流通業界の方々、マスクの製造などで大幅に労働量が増えている方々。

 

私たちの誰もが、こうした人たちに向かって頭が下がる思いでいる。庶民は、言われなくても誰が苦労し、誰に感謝しなければいけないかを知っている。

 

それを知らないのは、一番トップに立っている人とその取り巻き連中だけだった。今回の星野源さんを悪用した動画は何なのだ。星野さんを辱しめ、貶める以外の何ものでもない。

 

なにはさておき、まずは膝を屈して星野さんに詫びるべきだと言いたい。これほど、人の善意を小ばかにするような人間を、私はかつて見たこともなければ聞いたこともない。

 

もういやだ。こんな国にしたのは、投票をしてきた私たち自身なのだ。しかし、庶民の反乱はきっと起きるだろう。この屈辱を忘れない限り。

 

私自身、今日は完全に乱心している。昨日、総理のこの動画を目にして以来、心がざわつく程度では済まなくなった。何があっても、私はこの屈辱的な動画を忘れない。

 

庶民が苦しみ、悲しみ、それでも耐えている時に、こんな感受性のない人間が上に立っていたとは。

 

『パンがないなら、お菓子を食べればいいのに』。真偽は別にして、マリー・アントワネットのこの言葉から、フランス革命は起こったと言われている。

 

もしこの言葉が本当だったら、きっとギロチンに乗るその時まで、自分の言ったことの意味がわからなかった女性だったということだ。

 

今日はもう、この後はブログを書きたくない。