「徒然なるままに」という気分の日 | がいちのぶろぐ

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環境問題と経営の接点、中小企業の戦略やマーケティング活動,
観光・伝統産業関連などについて、「がいち」が考えたこと、思ったことを書きとめてゆきます。

この3日間というもの、立て続けに京都の桜の開花のことを書いてきた。その間も世間では、桜どころではない騒ぎになってきている。

 

 

 

いよいよ、オリンピックは延期という事態になりそうだ。もうすでに、その場合の経済的な影響なども産業連関から試算されて、日本経済の先行きが話題となっている。

 

それにしても、最近になってIOCが今さらアスリート・ファーストなどと、たわけたことを言い始めている。

 

本当にアスリート・ファーストを考えるのであれば、そもそも〝くそ暑い〟真夏にしかオリンピックを開催できないような、テレビ局ありきの時期設定などできるはずはない。

 

最初から、アメリカやヨーロッパの人気スポーツの大会時期との兼ね合いをにらみ、IOCに最もお金を支払ってくれるテレビ局の意向を受けて時期を設定しているくせに、となる。

 

私の個人的な事情を言えば、千葉都民の娘の家族が、何の競技かは知らないが運よく観戦チケットの抽選に当たって、夏休みに観戦できることを楽しみにしていた。

 

だから、もし新たに期間が設定し直されて、当選したチケットが宙に浮いて観戦できないとなれば、孫たちの落胆が目に見えるようである。

 

万一、開催そのものが中止になった場合は、チケットの払い戻しはないといった情報が飛び交っていたこともあった。そうなれば、もはや詐欺行為に等しい。

 

それどころか、消費の落ち込みを防ぐためにと、この期に及んで一律の現金給付だと言い始めている。消費するも何も、出歩くなと言っているのはどこの誰なのかと思うのだが。

 

そんな中で、私はこの数日間というもの、桜を求めて京都市内を出歩きまくっている。バスに乗っても、見た限りにおいて京都でマスクをしている人は半分にも満たない。

 

 

 

さらに言えば、我が家もたまたまストックがあったマスクが、そろそろ底を着きはじめている。といっても、ドラッグストアなども相変わらずの品切れ状態である。

 

かつてのペストやコレラの大流行のように、致死率の高い感染性疾患ではないだけが、今回はまだ〝救い〟というものだろう。

 

世界的なインフルエンザの流行ということで言えば、かつてスペイン風邪の大流行という事態があった。その時のことはリアルタイムでは知らないけれど、同じ状況なのだろう。

 

だから、個人的には「うがい・手洗い」といった可能な予防措置を取りつつも、まあ通常の生活を送って行こうと思う。どうせ、ライブハウスなどに行くような人間でもないから。

 

ということで、今日は少しだけおとなしくして、出歩くのを控えて家にいることにした。とは言うものの、昨日、公園で見かけた風景はなかなかに楽しかった。

 

早咲きの紅枝垂れ桜で有名な「水火天満宮」に行った時に、隣り合った割と広い児童公園では、小学生を中心に子どもたちが楽しそうに遊んでいた。

 

 

 

考えてみれば、もう3週間も休みが続いているわけだ。子どもたちにしてみれば、おとなしく家に引き籠ってばかりはいられないだろう。

 

だから公園でボールを蹴ったり、追いかけっこをしたりしている光景が見られた。たまには、春休みが長いということがあっても良いじゃないか、と思った。

 

そのかわり、今年は夏休みが短縮されるかもしれないぞ~!くそ暑い最中に、毎日学校に行くことになるかもしれないぞ~!って、子どもを脅かしても仕方がないけれど。

 

まずは早く日常に復して、仕事も学校も、これまで通りの日常が取り戻せることを祈るばかりだ。

 

そんな中で、やはり海外の生産拠点との連携が上手く行かず、サプライ・チェーンが途切れるために国内で生産ラインが止まる製造業が現れてきている。

 

グローバル化ということは、こうしてサプライ・チェーンが途切れることが心配の種だったはずだ。先年に起こったタイの大水害でも、サプライ・チェーンが途切れる問題が起こった。

 

オーストラリアの大干ばつの時には、日本国内の小麦の受給に異変が起こった。原材料費の値上がりというだけでなく、操業停止という非常事態になることだって起こり得る。

 

今回のウィルス騒動が、世界恐慌に端を発した経済のブロック化から、政治的な枢軸の結成といった、第二次世界大戦前の悪夢を繰り返すことがないように、それだけは祈りたい。

 

ところで、トランプ大統領が「チャイナ・ウィルス」という言葉を使ったとして、米中間でピリピリした言い合いとなっていた。

 

そこで思ったのだが、なぜ英語なら「チャイナ」、フランス語なら「シノア」という言葉があって、日本ではそれが差別的だからと〝禁句〟になっているのだろう。

 

CHINAとは、清王朝の中国語での読み方のQING(日本語的発音ではチン)wang chaoから来ていることは、知る人ぞ知る当たり前の話だ。

 

国名の英語表記では「PEOPLES REPUBLIC OF CHINA」とされ、入場行進のプラカードなどでも「CHINA」を使用している。

 

けっして「PEOPLES REPUBLIC OF WORLD CENTORAL」とはならない。「中華=世界の中心」という表現は、漢字圏だけで通用している。なんでだろ~!と言いたくなってしまう。

 

そりゃそうだわなー。いくらなんでも、国名に「WORLD CENTORAL」とやったら、欧米諸国からは徹底的に文句を言われるよなあ、と思ってしまった。

 

それが漢字圏では堂々と通用していることも、考えてみれば変な話だ。ウィルス騒動のおかげで、変なことまで考えてしまった。

 

今日は天気もまずまずなので、立て続けの花見に行こうかとも思ったが、けっこうの〝花冷え〟で肌寒い日になっている。

 

そう言えばもう10年近く前になるが、東京に出張していた時に隅田公園に花見に行ったことがあった。その日はよりによって〝花冷え〟の寒い日で、熱燗が恋しいほどだった。

 

 

 

せめて気温だけでも上がってくれれば、また花を求めてウロウロしたいと思う。京都の桜の〝穴場スポット〟をもっと訪ねたいと思うから。