お彼岸の墓参りついでに円山公園の花見も | がいちのぶろぐ

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今日は午前中に、春のお彼岸の〝墓参り〟に行った。我が家の菩提寺は、知恩院のさらに上にあるお寺で、今日は八坂神社から円山公園を通り抜けるコースでお寺まで上った。

 

いつもは知恩院の本堂の前から、大釣鐘で有名な鐘楼の横を通ってお寺まで上り、帰り道に円山公園から八坂神社へ行くので、いつもとは逆のコースをたどることになった。

 

逆のコースにしたのは、全くの気まぐれだったが。そうしたところ、八坂神社の西門を潜ったすぐ目の前にある末社に「茅の輪」が置かれていて、大勢の方がお参りされていた。

 

 

 

鳥居には「疫病守護」と書かれていた。なるほど今回のウィルス騒動に、ここへお参りすれば疫病を追い払うことになるらしい。神様としては、それも一理(?)あるのかも。

 

 

 

その鳥居の脇の露店では、古着の着物を2千円均一で売っていた。この露店を覗いている着物姿の女性もいた。なかなか良い光景だった。

 

 

 

八坂神社の本殿前の広場に行けば、こちらも大きな「茅の輪」が設けられていた。こちらはかなり長い行列ができており、それぞれの人が「8の字」型に茅の輪を潜っていた。

 

 

 

本来なら「夏越の祓え」として、6月末日に夏の間の「疫病退散」を願って「茅の輪くぐり」が行われるが、今年は「いつやるの?今でしょ!」ということらしい。

 

 

 

そうは言っても八坂神社に観光客は少なくて、本殿の前もガランとした感じだった。八坂神社を通り抜けて円山公園に入ると、それでも春を楽しむけっこうな人出があった。

 

 

 

有名な「枝垂れ桜」は、親桜はまだ「蕾ふくらむ」といったところで、来週末あたりからが見ごろかもしれない。回りに植えられている子どもの枝垂れ桜は花が開いて、そろそろ見ごろを迎えていた。

 

 

 

 

円山公園を縦に通り抜けて、さらに坂を上ると知恩院の大鐘楼に着く。その上に我が家のお寺がある。

 

 

 

墓参りの方は、墓に水を掛け水塔婆と線香を立てて、いつものことながらあっという間に終わってしまう。義理か厄介で来ているという心が、ご先祖に見え見えの参り方だ。

 

帰路は、いつもは上って来る大鐘楼の前の階段を下って知恩院の本堂の前へ。平成の大修理が終わって、来月からはその「落慶法要」を営むと書かれた高札が出ていた。

 

 

 

 

若い方はご存知ないだろうが、大盗賊の石川五右衛門が三門の上から見下ろして、「絶景かな」と言ったという、その知恩院の大きな三門に続く石段を下り、三門の下で見上げると、なるほど豪勢なものだ。

 

 

 

そこからまた円山公園に入ったけれど、八坂神社には行かずに公園の北側の道を下って行った。途中ではそこここでソメイヨシノが開花していて、その桜の木の下では、必ずカップルが写真を撮り合っていた。

 

 

 

八坂神社の西門の下になる四条通の交差点まで戻り、そこからバスに乗って帰宅したが、家を出てから1時間半が経過していた。この間に歩いた距離は2kmあまり。ポカポカと暖かい陽気に少し汗ばむほどだった。

 

 

 

お墓の前にいた時間は10分にも満たないという、毎度ご先祖には失礼な墓参りだが、青空を満喫できたし、「茅の輪」をくぐって「疫病退散」もお願いできた。

 

まったくもって、一刻も早く「疫病退散」をしてほしいものだと思う。来週の週末には、円山公園の枝垂れ桜がちょうど良い頃合いになっているだろう。

 

 

 

その時には清水寺の「夜間特別拝観」も始まっていて、桜がライトアップされている。今年は、さすがに大混雑ということにはならないだろう。

 

この時とばかり、桜見物の〝ハシゴ〟に出掛けられるのも良いのではないかと思う。家に引き籠っているばかりでは、せっかく咲いてくれた桜に申し訳ないと思う。