植物園は早咲きの桜が満開に | がいちのぶろぐ

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昨日は9年目の3.11、東日本大震災の日だったため、テレビのニュースも東北一色に染められていた。この悲劇は風化させてはいけない。

 

阪神淡路大震災から25年が経って、今では阪神間から神戸市にかけてすっかり風景が一変したけれど、東北の沿岸部ではまだまだ復興に向けた歩みが続いている。

 

あの時は、千葉都民の娘が2人目をお腹に抱え、小さかった上の子どもを連れて、我が家に避難して来ていた。そのお腹の中の子どもも、この春からは小学2年生になる。

 

昨日の朝、京都市からスマートフォンに一斉送信されてきた〝避難勧告〟の防災訓練は、かなりの漢字に〝ふり仮名〟が付けられていた。

 

 

 

まだ十分とは言えないけれど、それでも私たちが取り組んでいる「やさしい日本語」の考え方が、少しずつ普及していることを感じた。

 

さて今日は朝から好天で、暖かい日になった。これはお花見の第2弾に行かなければと思い立ち、朝10時過ぎに家を出て京都府立植物園に出掛けた。

 

 

 

さすがに安定の植物園である。多くの種類の桜が植樹されているので、早咲きの品種も多い。だから予想通り開花している桜も多かった。

 

 

 

植物園の北側に当たる北山通りに面した北山門から園内に入ると、いきなり開花した桜が出迎えてくれた。そこからブラブラと園内を桜園の方に向かう。

 

 

 

途中には椿園があり、さらに梅園があって、どちらも花を咲かせていた。ただ、さすがに梅はもう季節が終わろうとしていたけれど。

 

 

 

 

そこから池の周りを周って、いつも池の主のような顔をして餌をついばんでいる鷺を見ながら桜園に着いた。

 

 

 

池の脇にも早咲きの河津桜が咲いていたし、桜園ではシュゼンジカンザクラや濃いピンクのヒカンザクラなど、早咲きの品種の桜がもう満開になりかけていた。

 

 

(河津桜)

 

 

 

 

 

 

平日の午前中でもあり、この間のウィルス騒動もあって、植物園の中も保育園児が保育士さんに引き連れられて歩いていたりはするが、全体として見ればやはりガラガラという感じだった。

 

 

 

ソメイヨシノと他の品種を掛け合わせた、ハイブリッドのソメイヨシノは開花していたけれど、ソメイヨシノや山桜はまだ〝蕾固し〟という状態だった。

 

 

 

あと2週間ほどすれば、このソメイヨシノや山桜が開花して、植物園も花見の人たちで華やぐことだろう。

 

 

 

ソメイヨシノが散り初めるころになれば、植物園の西を流れる鴨川に沿った堤防の「半木(なからぎ)の道」に植えられている紅枝垂れ桜が満開を迎える。

 

早咲きの品種から、遅咲きの紅枝垂れ桜までほぼ1カ月にわたって、次々と順繰りに開花してくれる。だから、植物園のお花見は何度も足を運ぶことができるので有難い。

 

 

 

ノンビリと園内を半周してお昼前には帰宅した。帰れば帰ったで、私の部屋は建物の南側なので日射しが快い。何だか昼寝をしたくなる陽気になった。猫が縁側で日向ぼっこしている光景が思い出される。

 

先週から今週にかけて、予定されていたイベントなどはすべて中止か延期になったので、ちょっとした所用などで出掛ける以外は、特にこれといった予定もない。

 

なんだか、世間に申し訳ないようなのんびりとした日々が続くことになっている。

 

 

 

今度の日曜には上京区の防災訓練があり、私が関わっている「定住外国人支援」のNPO団体も「やさしい日本語」クイズを行う予定だったが、これも取り止めになった。

 

だから、そのスケジュールと重なるからと思って参加を見送っていた、京都市上京区内での〝町歩き〟企画にむしろ参加できそうになってきた。

 

こちらは、参加者それぞれが町を歩いて発見したことを、最後に集まって〝出しっこ〟をして共有するというイベントだ。ちょっと面白そうだと思っていたので、これに参加してみよう。