「商店街創生フォーラム」に参加した | がいちのぶろぐ

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今日は一日、バタバタとしていた。午前中に、私が関わっている「定住外国人支援」のNPO団体が開催を予定している「となりの外国人とのお付き合いワークショップ」のヒアリングのために、ある保育園の園長先生をお訪ねした。

 

その後、午後は京都経済センタ-(京都商工会議所などが入っている)の新しいビルで開催された「京都商店街創生フォーラム2020」というイベントに、私たちの団体もプレゼンを行う機会が与えられたので参加していた。

 

 

 

 

このフォーラムでは、第1部として名古屋市の「円頓寺(えんとうじ)商店街」という商店街の再活性化の仕掛け人である、市原正人さんと藤田まやさんという方が「商店街のウチとソトの関係性」というテーマで話をされた。

 

 

 

商店街の「ウチ」側にいる人と、「ソト」から関わる人との関係性や協働について、実に面白い話をいっぱい聞かせていただけた。それぞれが役割分担を果たすことで、衰退しつつある商店街を蘇らせる可能性を教えていただいた。

 

 

 

 

 

第2部は分科会形式で、4会場に分れて各5つの発表があり、その中で私たちの団体も「やさしい日本語」を使って、「定住外国人」という新しい顧客を獲得する、というテーマで発表することができた。

 

 

 

 

さらに第3部では、「ネットワークタイム」として、120名以上の参加者がいろんな形でお互いの自己紹介と、それぞれの活動を報告する機会を持てるなど、実りある交流の機会を持つことができた。

 

 

 

1時から始まって5時半までという長丁場のフォーラムだったけれど、私も旧知の方と話したり、新しい方々と〝初めまして″の挨拶をしたりという中で、それぞれの活動を伝え合う機会ができた。

 

 

 

各地で商店街が〝シャッター街″化するなど、衰退している話は聞くけれど、そんな中でも“志”を持って商店街再生と取り組んでおられる方や、商店街と協働してイベントを行っている方など、様々な取り組みの実態を知ることができた。

 

 

 

とは言っても、私自身は商店主ということでもないから、そういう取り組みは夢があっていいなあ、とは思っても、今日のイベントに来られていた商店街の関係者の方は、どういう感想を持たれたのだろうかと少し気になった。

 

 

 参加者の割合として、「ソト」側の人間が多くて「ウチ」側が少なかったように思った。商店街は、〝土曜日だ″〝3連休だ″と言っても多くの商店主の方はお店を開いておられるので、こうしたイベントにも参加しにくいと思う。その点が、少し気になった。

 

 

 

ということで、今日はブログを書くのが遅い時間帯になった。それでも、私は随分と勉強をさせていただいた。また、私たちの団体にとっても、積極的にPRをするとても良い機会になった。

 

 

 

かなり疲労感もあるけれど、行って良かったという気持ちを強く持っている。こんなにも商店街再生と関わりたいという、若い人が多いことに頼もしさを覚えた。

 

 

 

大学生や若い人たちが、こうした場で自分たちの実践した足跡を発表できるということは、それだけでも凄いことだと思う。みんな頑張ってほしいと思う。それが、新しい何かに結び付いて行くと思う。

 

私にとっては、とにかく長い一日だった。さてこの先、私たちにはどんなことができるのだろうか。また、新しい課題を突き付けられたような気もしている。