バッテリーパックの製作が終わって友人の所へ発送しました。
電話で色々と話を聞いているうちにバランサーのコネクターを利用して電池の電圧をモニターできる事を理解していなかったことがわかりました。
飛行中には使えませんが、何かトラブルがあったり、飛行前に電池の状態をある程度把握できるようにデジタルマルチメーター(テスター)を使って電圧が確認できるようにアダプターを作りました。
2セルのバッテリーパックの個々のセル電圧や直列接続の電圧をバランサーコネクターを使って測れるようにしました。
受信機につないで動作中でもバッテリーパック単体でも測れるようにしています。
中央近くに見えている黒のジャンパーコネクター はバッテリー単体時に少し負荷をかけられるようにしています。
負荷をかけた状態でないと電池の電圧の評価はできませんので。
動作中の電圧が簡単にモニターできれば便利です。
またテスターに最大値、最小値の測定機能があればバタフライ作動時のように複数のサーボが同時に動いたときに瞬間的にどのくらい電圧降下が起きるのかも測定できるようになります。
うまくいけば2セルのどちらかが劣化していることを知る手掛かりになることも考えられます。
1セルの電圧、黒白に接続すれば他方の電圧が図れます。
直列接続時の電圧
黒いジャンパーコネクターを水色の抵抗側に移動すると負荷がかかるようになります。
次は以前から相談を受けていたのですが、機体の回収、捜索時に使用しているリモコールの音量の増大についての実験です。
ご承知の通りリモコールは送信機からの信号の変化や送信機からの信号の途絶の際に機体に装着した発音体から音を発して機体の回収、発見の手助けをするものです。
スロープソアリングでは強風下で風の音や草や笹、ススキなどが風にゆすられて発する雑音で聞き取れないことが多く発見を困難にしています。
現在すでにかなり大音量の圧電ブザーを利用して大きな音量ではありますが、さらに音量を増大できないかという要望もあり確認用の回路を作ってみました。
更にこれまで入手していた圧電ブザーが製造終了になって入手できないこと、代替品がかなり高価なこともあって、他の発音体で代用できるものがないかという問題も含めて圧電ブザーではないマグネチック発音体を使用した回路も考えてみました。
ブルーの発音体が圧電ブザー、黒がマグネチック発音体です。
大きな違いは圧電ブザーは固有振動数で発音しますので電圧を加えるだけでいいのですが、マグネチックの方は発音体の共振周波数の信号を作って供給しなければならないという点です。
従って圧電ブザーは音色は変えられません。
マグネチックは音色が変えられます。 ただし周波数を変えて音響としての共振点から外れると極端に音圧が下がってしまします。
通常は受信機の電源で鳴らしますので5~7Vくらいの電圧でしょう。
そこで回路の製作に当たって次のことを考慮して回路を設計しました。
1 圧電ブザー
第一に駆動電圧を高くする。
第二に連続音と断続音の2種類にしてどちら
が聞き取りやすいか比較検討できるようにす
る。
2 マグネチック
第一に駆動電圧をできるだけ高くしてみる
第二に連続音と断続音を比較評価できる
第三に共振点近くで各個体の共振点に合わせ
られるよう周波数の調整ができる
以上を目標にしてみました。
部品のカタログ上は
圧電ブザーは3.5kHzが固有振動数でした。
マグネチックは1.5kHzが共振点でした。
周波数の違いは人の耳の周波数特性にどう影響するかも検討事項の一つです。
例えば発音体単体では3.5kHzの方が人間の耳には聞こえやすいとしても、風音や雑音の中では1.5kHzの方が認識しやすいかもしれません。
実際に聞いてみてどれが一番いいのかを判断することで実験します。
圧電ブザーの音圧はカタログ値が前方1mの距離で90dB
マグネチックの音圧はカタログ値が前方10cmで104dBでした。
圧電ブザーの駆動電圧は12V
マグネチックは15V
断続音は3~4Hz
に設定しています。
駆動電圧を同じにできないのは最大定格が違うためです。
こちらが圧電ブザー
駆動電圧5Vと12Vの連続音
駆動電圧5Vと12Vの断続音
の4通りが比較できます。
マグネチック発音体は駆動電圧15Vの連続音と断続音が比較できます。
白いノブのトリマー抵抗は周波数調整用です。
緑色の正方形の基板は昇圧用のDC-DCコンバーターICです。
このICで受信機の電池の電圧をそれぞれの電圧に昇圧しています。
どの条件が良いかが決まったら最終的な回路を設計して作ることになりますが、 基板の大きさや部品点数を考えるとディスクリート部品でハードウェアのみで製作するよりPICマイコンやアルディーノの小型のモデルを使用した方が速くて楽かもしれません。
方法が確定したらどの方式にするか具体的な検討をしたいと思います。
ちなみに消費電流を測ってみたのですが
圧電ブザーはおよそ70mA
マグネチックは180mA
でした。
マグネチックは構造がスピーカーと同じようなものです。
発音体の筐体やその他の音響上の条件で1.5kHz近辺に共振点があるようです。



















