主翼カーボンコーティング | ソアリングの魅力

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初めての試みなのですが、主翼のコーティングをガラスクロスからカーボンクロスに変え、さらにオープンコーティングではなくバキュームバギングによるコーティングを行ってみました。

 

ある意味冒険ではあったのですが、結果的になんとかなりました。

 

4枚のパネルのコーティング後です。

 

 

最初の1枚目は危うくパネルをお釈迦にする寸前でした。

 

貼ったはずのコーティングがいとも簡単に剥がれてしまいました。

 

コーティングしたのではなく、極薄のカーボンプリキュアシートを作ったようなものです。(測ってみたら0.15mmでした。)

 

使用したカーボンクロスは1Kのスプレッドカーボンクロス、重量は60g/㎡です。

 

おまけにサーボリード線用のコアの切込み部分で陰圧を大きくしすぎたためにプランク材のアベチが窪んでしまいました。

 

サーボの取り付けの切り欠き部分も同様に窪んでしまって、これはパネルをお釈迦にしちまったかと思いました。

 

幸いアベチの表面が軽く樹脂で固まっているようでしたので、ヒートガンを使って、ある程度窪みを戻すことができ、パネルをお釈迦にせずに済みました。

 

結局2枚目以後は陰圧を小さくし、樹脂を多めに使用してしっかりとプランク材にコーティングが食いつくようにできました。

 

期待していた表面はオープンコーティングのように研ぎ出しに苦労せずに済みそうです。

 

クロス目のピンホールは皆無ではありません。

 

どの程度かは塗装前のサフェーサーを吹き付けた時にわかると思います。

 

この後中央部と翼端部のパネルを接合して、つなぎ目に更にカーボンコーティングをしてから全体に足付けのサンディングをします。

 

漸く先が見えてきました。