胴体側のパイプの穴加工 | ソアリングの魅力

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胴体側のカンザシ受けパイプの穴加工です。

 

胴体側のルートリブを使って大体の穴位置を決めてから穴加工をします。

 

ルートリブと同じように少し小さめの穴を開けてヤスリとリーマーで位置を調整しながらフィットさせます。

 

 

 

 

位置決めの際にいくつか注意点があります。

 

先ず主翼端面とカンザシが直角になっていること。

 

これは機体の種類にもよると思いますが、この機体は主翼の取り付けの際のあたり面とカンザシが直角になります。

 

 

これが狂うと片翼が前進角となり反対側が後退角となります。

 

次にアラインメントピンとカンザシの平行度です。

 

これが狂うと左右の主翼の取り付け角が変わってしまいます。

 

 

見てわかるほど狂うと主翼を取り付ける際に胴体にぴったりと当たるまでカンザシが主翼に入らず途中で止まってしまいます。

 

最後は水平尾翼との平行度です。

 

 

主翼と尾翼が斜めではまずみっともないですし、エレベーターを操作するとヨーイングを起こします。 

 

パイプの位置が決まってきっちりと固定されたらほぼ製作の半分の作業は終わりといえるでしょう。

 

左右分割式の機体の一番大事な、そして気を遣うべき作業です。

 

最終的な接着は主翼の組み立て、整形が終わってからにします。

 

主翼のカンザシパイプの位置が決まれば、胴体内に敷設するエレベーターとラダーのロッドのガイドパイプの接着が可能になります。

 

ガイドパイプのパス(通り道)がカンザシパイプに干渉しないようにするためです。

 

次はカンザシパイプやロッドのガイドチューブの接着の際に作業がしやすいように背中に開口部を作ります。

 

オリジナルモデルは背中にブレムスクラッペというエアーブレーキの加工をするのでそこが開口部になるのですが、今回はブレムは使用しませんので別途開口部を作ります。

 

ブレムはちょうどF15戦闘機が着陸の際に背中に出ているのでお解りいただけると思います。

 

開口部加工用のテンプレートを作っておきました。

 

 

この部分を切り取らなければなりません。

 

きれいに切り取ってアクセスプレートとして元の位置に戻せるようにします。

 

切り取りの道具はホットナイフを使用するのですが、今回新兵器を購入しましたのでそれを使ってみます。

 

新兵器は次回のお楽しみです。