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素手素面での顔面攻防や、

立ち関節技もありの

ルール設定の場合での、

キックに対するディフェンスのうち、

自分流のレッグブロック

(ニーカット/膝脛受け)について、

前回に引き続き、

フォームや

身体の使い方のポイントを紹介します。

 

■フォームや身体の使い方のポイント

1.大腿四頭筋で

脚をリフトするのではなく、

底屈筋群による足首のバネで、

すっと脚を

浮き上がらせるようなイメージで起動し、

腸腰筋、脊柱起立筋群などの

インナーマッスルを意識して、

高さを安定させる

(挙がった脚は脱力状態になっている)

2.頭が前につっこんだり、

逆に、

バックバランスになったりせずに、

後の先のタイミングに遅れることなく

迎撃カウンターパンチが打てる

重心とバランスをキープする

3.目線を下に落とさず、

視野を広く保つ

(キックをダミーとして、

顔面パンチで追撃してくる

コンビネーションへの

対応準備を怠らない)

4.挙がった脚は、

一連の迎撃や交差に繋がる

フォワードステップとしてや

セーフティエリアへの

ポジショニングとして、

適切な位置に着地させるか、

オブリークキックなど、

コンパクトに出す

直線軌道のキックによる迎撃の

初動につなげる

5.適切な接触角度とタイミングを

瞬時に判断する

6.ボディワークや

膝関節の脱力による吸着などで

衝撃を緩和させる

7.曲線軌道のキックに対しては

膝関節のサスペンションによる

ショックアブソーブ系の技法を用いる

8.直線軌道のキックに対しては

膝脛でのインターセプトによる

スリッピング系の技法を用いる

 

今回の記事では、

ポイント7以降について、

整理してみたいと思います。

 

■ショックアブソーブ系の技法について

 [ポイント7の状況]

衝撃を吸収する技法になります。

 

意図的な操作というよりは、

骨盤が立って、

体軸の通った姿勢によるバランスから

生まれる体幹の安定性と、

挙げた脚の

膝関節の脱力とのコラボにより、

脛が不随意的に、

「ぶらぶら」と

可動する状態になることで、

形はコイル状ではありませんが、

脛がサスペンションのように

作用する感覚があります。

 

相手のキックのフォロースルーに、

自分の脛を一体化するようなイメージで、

最大到達レンジまで、

自然に動きや勢いがシンクロすることで、

衝撃がゼロ化されていくような感覚です。

 

*脛の可動レンジのイメージ

側面からのアングルです。

蹴りキックの受け方での片足立ちと脱力の身体操作1 

黒の四角:骨盤

青丸:ブロックする脚の膝関節

緑のライン:移動前の脛

赤のライン:移動後の脛

橙の矢印:脛の可動域

をそれぞれ表します。

 

スリッピング系の技法について

 [ポイント8の状況]

直線軌道のキックに対して、

滑らせて軌道をずらす技法になります。

 

脚が挙がった時に、

膝頭が、

身体のセンターライン上にくるようにし、

逆側のヒジとの併用で、

身体の正面を閉じるようにします。

 

蹴り足が、

膝~脛に接触した瞬間に、

脱力した脚の角度を

股関節で操作することで、

左右どちらかに

軌道がずれるようにします。

 

船が進むときに、

舳先が

水を左右に切るようなイメージです。

 

万一、

タイミングが遅れたり、

上手くずらすことができなかった場合は、

ボディワークを使って

衝撃を吸収しながら、

若干ステップアウトするなどして

仕切り直します。

 

*股関節による角度操作のイメージ

上からのアングル(俯瞰)です。

 

青の四角:骨盤

緑の囲み:大腿/左サイドへの対応位置

紫の囲み:大腿/右サイドへの対応位置

黄の矢印:相手の右脚でのキックの軌道

赤の矢印:相手の左脚でのキックの軌道

橙の矢印:角度幅

をそれぞれ表します。

 

*船の舳先のイメージ

上からのアングル(俯瞰)です。

蹴りキックの受け方での片足立ちと脱力の身体操作3 

 

補足としてですが、

ブロッキング反応の安定性向上のために、

・レッグブロックの反応が遅れるような

重心やバランスにならないよう、

常にホームスタンスを崩さない

安定性をキープできる

身体づくりをしておく

・闇雲なタイミングや

自分本位のコンビネーションの

流れやリズムで

キックを出さない

・相手の体勢を崩せていない状況で、

自分が片足で立つ状態を

作らないようにする

などを心がけていました。

 

*描画のセンスやスキルが不十分なため、

 現状のクオリティのものが精一杯です。

 お許しいただければ幸いです。"

 

以上、

動画や写真のない説明で大変恐縮ですが、

できるかぎり、

思い出してみました。

 

将来的に、

協力や応援をしていただける方との

ご縁をいただけたり、

スタッフの拡充ができた時には、

動画発信などもしたいと思っています。

 

以上は、あくまでも、

私独自の技法について、

個人的な経験をまとめたものです。

 

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