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スポーツの試合を観ている時に、

よく思うことがあります。

 

それは、

一流アスリートのみなさんは、

エラーやミスをしても、

ショックや動揺を引きずらずに、

即座に、

気持ちの切り替えをされていて、

すばらしいなと思うことです。

 

競争や勝負の世界に生きる人でなくても、

立場や環境にかかわらず、

どんな人でも、

少しでも早い気持ちの切り替えが、

必要なときがあると思います。

 

例えば、

スーパーマーケットで、

早いと思って並んだレジの列が、

予想外に時間がかかってしまったため、

良かれと思って別の列に並び直したのに、

結局、

最初の列のほうが

早く進んでしまった

といった経験はないでしょうか。

 

そんな時に、

自分を責めたり、

苛立ちや怒りに

意識がとらわれてしまうと、

精算額の確認が

おざなりになってしまったり、

品物を置き忘れてしまったり、

帰り道での安全確認が

おろそかになったりなど、

負の連鎖を招くリスクが

高まってしまうように、

私は感じています。

 

また、

自分のミスでなくても、

天候などの急変で、

楽しみにしていたイベントが

中止になってしまったり、

予想外の交通渋滞で、

待ち合わせの時間に

間に合わなくなってしまったりなど、

がっかりした気持ちや

怒りの感情などを、

コントロールすべき状況になることが、

あるのではないでしょうか。

 

少なくとも、

いまの私たちの世界では、

何かミスしたり、

思惑通りにいかなかったからといって、

時間を止めて

過去に戻ってやり直したり、

リセットしたりなどはできないので、

目の前の現実を受け入れて、

流れていく時間の中で、

最善策をとらざるを得ないと、

私は思っています。

 

とはいえ、

なかなか、

その場で急には、

うまく対応することが

難しいことだとも

私は思っています。

 

避けられない不便や

不快に感じることが、

それなりの頻度で起こるのなら、

普段から少しずつ、

ストレス耐性の意識や

ノウハウが定着するように、

無理のない範囲で、

訓練する習慣をつけておくことが

得策なのではないかと、

私は考えています。

 

私の場合は、

格闘技のフルスパーリングのような、

本番さながらの

緊張感のある練習を通してではなく、

パワーや圧力を調節した、

痛みや恐怖感のない

武術の対人練習を通して、

意識化するようにしています。

 

落ち着いて取り組める設定から始めて、

無理なく継続できる範囲内で、

徐々に強度や難易度を上げていく方法で、

気持ちの切り替えを

習慣化させるよう努めています。