猫の島調査報告書 -532ページ目

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


今日は青春ものが続く。


「さよならの次にくる」<卒業式編>/似鳥鶏/創元推理文庫。


さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)/似鳥 鶏

¥609
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「理由あって冬に出る」の続編。
英題"I NEED YOU"。すごいな。

●「あの日の蜘蛛男」
初めて書いたラブレター。
とんだ悪戯で飛んでいった先のビル屋上で、不運は重なり僕は締め出されてしまった!
一番近い隣のビルだって間は6メートル以上。もちろん落ちたらヤバいに決まってる。
小学生の"僕"・葉山は、あの日この危機をどう乗り越えたのか。
4年の時を超え、演劇部部長の柳瀬先輩と"名探偵"伊神先輩の再現検証が始まる。


●「中村コンプレックス」
思いがけず初恋の彼女の学校へ堂々潜入できることになった葉山。
しかし彼女はなぜか悪意ある悪戯の犯人とされているらしい。葉山は今度こそ伊神先輩に頼らず解決し、彼女を窮地から救い出せるのか。


●「猫に与えるべからず」
早く背が伸びれば、今すぐに10歳年を取ればいいのに。
そう思う中学生の僕の目の前で、伊神先輩は軽々憧れのお姉さんとも白猫ジャックとも仲良くなっていく。
そんな或る日、ジャックが公園の池で……。


●「卒業したらもういない」
卒業式。今日であの人――伊神先輩も此処からいなくなる。
『また遊びに来てくださいね』なんて後輩らしい言葉を渡して送り出すはずだったのに、彼は……。


以上4つの連作(?)短編と、各話間に謎の『断章』。
こればっかりは読んでもらわな解らん謎加減。



<感想>
クーデター笑った。
こういうのって、いかにも学校で好きだ。

思い出せば、
自分の母校は秋の中間テストと文化祭と体育祭が連続していました。下手すりゃ遠足も。10月は毎週イベントです。
ちなみに夏も、7月に期末テストと球技大会が連続週でありました。文武両道無茶すぎるw
先生の体力は凄かったんだな、うん。


ノスタルジックなネタの数々に、そんな懐かしさを抱きながら読了。
このかたはこのペンネームがいい。変えなくて正解。

続刊<新学期編>は断章と柳瀬女王様の出番に期待している。




理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)/似鳥 鶏
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「ニャンコ先生のニャンブック」!


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……欲しい。
あからさまに薄いけど、これは欲しい。

よだれが垂れそう(・ω・*)

あぁ、垂涎ってホントなんなぁ。





▼ちゃんと本編も読みましたよ。
「夏目友人帳」8/緑川ゆき/白泉社。


夏目友人帳 8 (花とゆめCOMICS)/緑川 ゆき
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表紙は夏目(左)と田沼(右)、そしてもちろんニャンコ先生(田沼が抱いてる)。

夏目で文化祭ネタが見られる日が来るなんて感涙ものですね。
同年代の友人たちの中で笑う夏目は、いつもより幼く見えます。善哉善哉。
少しではあるが同じく"視える"田沼との距離の取り方が初々しくてよいです。

後半は藤原のお父さんお母さんたちとの出会い編。夏目、苦労人だもんな。
おまけは風雅なちょび(=無表情で顔デカのアヤカシ)がメインでした。

全編ほんわかで癒やされます(´∀`*)

皆さんお元気ですかー?

自分は早くも夏バテっぽいです。
さてさて、勇気を出して加藤実秋をもう1冊いってみたよ。


「モップガール」/加藤実秋/小学館文庫。

モップガール (小学館文庫)/加藤 実秋
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会社を辞めて『自分が本当に輝く場所を探して』フリーターになった長谷川桃子。
行きついた先は清掃業者のアルバイト。
まぁ、よくある話。


犬フェチだが犬アレルギーな社長(どこかで聞いたような話だ(;ω;))
なりきりで生きてる売れない俳優・重男
ギャルな事務員・美樹
無表情で口の悪い美形・翔
そんな一風変わった仲間と共に、ビルへ廃屋へ、ときには検証の終わった事故現場へ。
これもまぁ、よくある話。


事故現場という名の殺人現場で、主人公が見たことのない景色のフラッシュバックを起こすのも、
よくあるはn……

いやいや、ないから!


主人公・桃子の見た映像を元に、何故か殺人事件の謎を探ることになる。

この設定、最初は榎木津かサイコメトラー(←懐かしい)か、いったい何番煎じだと思ったのだが、そう単純に事は運ばない。
ネタばれるので詳しくは書かないが、連作短編に於いてこのひねりは好きだ。東野圭吾が遊びでやりそう。
生剋で綺麗に回すだろうという予想は裏切られたが。
しかも最後にあれかよ! って思いもあるけど、エピローグの雰囲気は良かったな。


そう言えば、
清掃業の女性というと近藤史恵の「天使はモップを持って」シリーズかな。あれは展開が思いもよらなかった。
ちょうどいいタイミングだし再読しよう。

 

天使はモップを持って (文春文庫)/近藤 史恵

 

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さて
加藤実秋は次世代版・赤川次郎なのか。
個人的には、そうは思わない。内容の軽さはともかく、赤川次郎の突き放したあっさり風味ではないからなぁ。
加藤のは『うざやか』風味だ。

単純に自分の好みの問題かもしれないが、やはり苦手な作家だ。
肩に力が入っているのか、なんとなく無理をしているように感じてしまう。過剰装飾が笑いにつながらず、只のやりすぎにしか読めないんだよね。そこが上手くならないかなぁ。
この作品は「チョコレートビースト」(2006年刊)より後の発行だったので期待感があったのだが、少しく期待はずれだった。ひとつひとつの文章はおかしくないのにな。


時代劇ファンには嬉しいかもしれない1冊でした。
オススメまでは、あと1歩!

 

 




 

 

 


2009年06月の読書メーター
読んだ本の数:51冊
読んだページ数:9311ページ

内、再読:14冊
  漫画:29冊
結構テンション高い読書生活だったのだが。割合新刊を読んでないなー。



★複素数以外にアイがあるのか?★
「暗号技術入門 秘密の国のアリス」/結城浩/ソフトバンククリエイティブ。

新版暗号技術入門 秘密の国のアリス/結城 浩
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あの散々記事に載せた「数学ガール」と同じ著者です。
半端なく普通の解りやすい参考書でした。物語は期待しちゃいかんです。

アリス = 一般人A
イブ    盗聴者の頭文字Eから
マロリー  攻撃者の頭文字Mから
なんて例示に名前は出てきますが……。この記号にどう肉付けしたものか。
ストーリーがあると断然頭に入りやすいので作ってみますかね。

数学ガール 上 (MFコミックス フラッパーシリーズ)/結城 浩



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★猫★
後半、猫が出てくる話に当たり過ぎた。
表紙にもいない、普段猫なんて書かない人のおまけ話がいきなり猫ネタだったり。
色々驚いた嬉しい誤算(´∀`*)



詳細はこちら!http://book.akahoshitakuya.com/m/u/11566/booklist