皆さんお元気ですかー?
自分は早くも夏バテっぽいです。
さてさて、勇気を出して加藤実秋をもう1冊いってみたよ。
「モップガール」/加藤実秋/小学館文庫。
- モップガール (小学館文庫)/加藤 実秋

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会社を辞めて『自分が本当に輝く場所を探して』フリーターになった長谷川桃子。
行きついた先は清掃業者のアルバイト。
まぁ、よくある話。
犬フェチだが犬アレルギーな社長(どこかで聞いたような話だ(;ω;))
なりきりで生きてる売れない俳優・重男
ギャルな事務員・美樹
無表情で口の悪い美形・翔
そんな一風変わった仲間と共に、ビルへ廃屋へ、ときには検証の終わった事故現場へ。
これもまぁ、よくある話。
事故現場という名の殺人現場で、主人公が見たことのない景色のフラッシュバックを起こすのも、
よくあるはn……
いやいや、ないから!
主人公・桃子の見た映像を元に、何故か殺人事件の謎を探ることになる。
この設定、最初は榎木津かサイコメトラー(←懐かしい)か、いったい何番煎じだと思ったのだが、そう単純に事は運ばない。
ネタばれるので詳しくは書かないが、連作短編に於いてこのひねりは好きだ。東野圭吾が遊びでやりそう。
生剋で綺麗に回すだろうという予想は裏切られたが。
しかも最後にあれかよ! って思いもあるけど、エピローグの雰囲気は良かったな。
そう言えば、
清掃業の女性というと近藤史恵の「天使はモップを持って」シリーズかな。あれは展開が思いもよらなかった。
ちょうどいいタイミングだし再読しよう。
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さて
加藤実秋は次世代版・赤川次郎なのか。
個人的には、そうは思わない。内容の軽さはともかく、赤川次郎の突き放したあっさり風味ではないからなぁ。
加藤のは『うざやか』風味だ。
単純に自分の好みの問題かもしれないが、やはり苦手な作家だ。
肩に力が入っているのか、なんとなく無理をしているように感じてしまう。過剰装飾が笑いにつながらず、只のやりすぎにしか読めないんだよね。そこが上手くならないかなぁ。
この作品は「チョコレートビースト」(2006年刊)より後の発行だったので期待感があったのだが、少しく期待はずれだった。ひとつひとつの文章はおかしくないのにな。
時代劇ファンには嬉しいかもしれない1冊でした。
オススメまでは、あと1歩!
