猫の島調査報告書 -407ページ目

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


今日の1冊は、、
「インシテミル」/米澤穂信/文春文庫。
インシテミル (文春文庫)/米澤 穂信
¥720
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文庫版の表紙の方が好きだな。


クローズドサークルにてルール有りのGAME。
この不自然で不条理で人間らしい縛りが、本格ミステリと同じぐらい大好きだ。




まず
見取り図キター。
vaultってアーチ型の天井のことなんだが、納骨所って意味も有ったり。この時点で厭だね。
まぁ、mortuaryも有るけどね。



12体のインディアン人形(笑)
ここは十角館ならぬ『暗鬼館』。
典型的な死亡フラグ台詞が沢山読めそうな予感が致します。
殺人犯のいるところに居られるか!部屋に戻る!とか
2人きりで話したい、とか
また明日、とか




ああ、これから楽しみだな(*´Д`*)






「空白の叫び」下/貫井徳郎/文春文庫。

空白の叫び〈下〉 (文春文庫)/貫井 徳郎
¥750
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凡庸であることを忌避する孤高の不良・久藤

資産家の息子にして天才気味の美少年・葛城

育児放棄され祖母叔母と共に暮らす地味な普通の子・神原

三人の15歳は、それぞれ少年院から外界へ戻されるも、新しい生活は着実とは言えない。
御法度である連絡を、お互い取り始めたことから、また大きな波が押し寄せてくるのだった。






以下、感想メモ。
ネタバレしかないので、注意。







下。
何故か着々と連み始める3人。

そして神原鬼畜伝説第2章ハジマタ。
この子どこまで転がって行くんだろう。思考の流れがどんどん加速して斜め上に。
全部責任転嫁するし、人の力頼りまくるし、都合悪くなると逆ギレの上、こすい。


「ありもしないものをあると信じる」
増田のおいしい仕事って、彩の上前跳ねてるのか? そこまで考えるのは先走り過ぎか?


久藤→←葛城。
一言で言うなら、うぇ、自己愛乙。そんな自分も好き(笑)
この世界に居場所が無いのなら、本当は此の隣も安寧の地ではないだろうに。



銀行強盗あっさりしすぎで、拍子抜けする。
しかし神原の件が何も考えてなさ過ぎて怖い。恐ろしい、ではなく、この子こんな無防備で生きてけるのかいというハラハラ感。


久藤の嫌がらせの元には納得。そりゃそうだ。
久藤は憤りを受け止めるんだな。(これ神原だと逆ギレコースだよなぁ。)
でも父よ、それはやはり抑圧でもあるってことは認識して欲しいところだ。狭い世界でお互いに幸せだったからいいけれど。
怒涛の親心には共感するのだが、ここまで3冊読んできた物語に対しては些か力が足りないように感じる。でも正しいからもっと主張してほしい。
英里がいい女に徹底している所に好感。


葛城と葛城父方面(神原含む)は、大体予想通り。

神原は、最後まで子供のままだったなぁ。



全編、頭に映像が浮かんでいた。

お墓のシーンは、特に映画みたいだった。そして蛇足だとも。(失礼)




穏やかな無事な人生を送りたい、自分は葛城タイプですかね。何でも出来はしないけれど。
サボテンになりたい。

すべてが都合よく行くところを割り引いても、魅力ある、考えさせられる作品だった。
うん、満足の一歩前。


「空白の叫び」中/貫井徳郎/文春文庫。


凡庸であることを忌避する孤高の不良・久藤


資産家の息子にして天才気味の美少年・葛城


育児放棄され祖母叔母と共に暮らす地味な普通の子・神原



三人の14歳はその罪に拠り、少年院送りとなる。
通常は更に年嵩な『少年』が送り込まれる凄絶な生活が10ヶ月間。
図らずも彼等はここで同時に引き合わせられた。
















以下、感想メモ。
ネタバレしかないので、注意。














味方のいない3人が徐々に接点を持ち始める。

神原やべぇ、解ってない。まさに子供。
普通の子に見えるこの子が一番危ういなぁ。


久藤、段々修行僧のような状態に。元々求道派だ。
自分の倫理観が確定してるというか。自我の中に有る抑えられない衝動を自覚しているだけに、なかなか暴発させないように頑張ってはいる。
衝動の対象が1人だけだと本人が思っているからまだ救われている。
柴田教官は柏木の関係者なのか?




そんな久藤を見て『植物のよう』と思う葛城。
孤独なまま育ってきたので、院の生活でも割合マイペース。
なので葛城がそこで壊れるのは意外だ。






中巻途中から3部に入る。単行本はここから下巻だったんだろう。

少年院を出た後の3人。
無差別殺人犯かどうかは、本人にしか判らん。周りに判るのは「人が殺せる人間」だということだけ。


ん、センター街にケンタッキー無いよな?
無いからマックでもファッキンでもなく、わざわざケンタなのか。




表札「葛城」キター。やはり。
宗像は神原の顔を知っているんだな。宗像が父親だったらフェイク掛かりすぎで新しいんだが。猫も葛城と神原にしか届いていないし(久藤家は母親が黙って始末してそうだが)、単純な愛人の子じゃないのではないか。穿ちすぎかな。
しかし全体的に神原に苛々する。同じキスシーンで、次の葛城視点との差が激しい。





最後の1行噴いた\(^o^)/


どんな展開だよw







下巻が気になるが、今日はここまで。




「空白の叫び」上/貫井徳郎/文春文庫。
凡庸であることを忌避する孤高の不良・久藤


資産家の息子にして天才気味の美少年・葛城


育児放棄され祖母叔母と共に暮らす地味な普通の子・神原


三人の14歳が、如何にして殺人に至ったのかを描いた上巻。




貫井は、中学生書くのも巧いなぁ。
揺らぎ加減が我がことに比定されて懐かしい。













以下、感想メモ。
ネタバレしかないので、注意。














不良・久籐、泥沼に入り込む。
この子精神的Mで潔癖過ぎる。
潔癖なのは3人ともかな。


柏木のストックホルム症候群・亜種が怖い。三文芝居の痴話喧嘩でもなんでもいいが、「あたし」という一人称の女だけは勘弁。「あたしたち」とか更に破壊力高ス。






天才坊ちゃま・葛城は、もう仕方ないような。
ここに至るまでは本人悪くないしなぁ。
いつ爆発するか、ホラー映画の来るぞ来るぞキター位の予定調和。

葛城が宗像夫婦の子供ってのは妄想かね。ありがち過ぎ?






普通の子・神原が意外。
神原の父親は、葛城父だとずっと思っていたのだが、神原地味顔だから違うか?叔母は美人じゃないんだから、母方祖父に似て両親に似てなければいいのか。
これ、今後も引きずるかな。