猫の島調査報告書 -396ページ目

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


「めざまし塵劫記―笑いと数の江戸文化」/西田 知己/東洋出版。

物語っぽい問題が多い算数の参考書「塵劫記」と、
坊さんの作編した笑話集「醒睡笑」をメインに話をピックアップ、
江戸時代の数にまつわる文化・一般常識を感じ取る1冊。

「お江戸でござる」くらいの軽さですな。
江戸期の本の挿し絵は細かくて、それも面白いんだな、これが。

できれば現代語訳の隣に原文も置いといて欲しかったお。古文のとっかかりになってくれそう。
古文好きが増えると、それ関連の出版点数が増えたり、面白そうなネタの検索ができやすくなるので、硲が喜びますw


「塵劫記」は当時は誰もが知ってる超有名な本で、商売繁盛とそろばんの関係は切っても切れないものと言う状況がよく解る。

面白かったのは立木算を踏まえた笑い話。
往来で疲れて両膝に手を突いて立ってる人を見て、
「あれ誰だったっけ? 見覚えがある」
「名前は思い出せないけれど、確か『塵劫記』に出てくるひとだよ」


木の測量方法として、
 両膝に手を突いて股から逆さまに覗きこむ
 →木のてっぺんが見えた位置から木の根本までの距離=木の高さ
 (覗いた姿勢の腰の角度が90度になり、直角二等辺三角形になるから)
てな方法が「塵劫記」に載ってたのを踏まえてるんだってw

そーゆー、しれっとしたのが好き。




そろそろミステリ読書に戻ろう。



ミステリネタのみで五七五七七を創るのが、最近のラッシュ電車内の暇つぶしです。
短歌とはとても呼ぶに耐えない並びですが、作ってる本人は楽しい(・ω・*)


ちなみに、こんなん↓

「さて皆さん、」 口火を切った探偵の儀式も仕舞い――閉幕。
(あのラストパロ、ミステリ全般)


エビが好い いやいやここは蟹でしょう ばっちゃの土産は事件がセット
(有栖川・作家シリーズ)


季語ひとつ挙げよと君が言ったからw 『時計館』とか答えてみる夜
(言わずと知れた俵万智パロ、綾辻)


「相談が……」、2人入った部屋の中 つまりは1人部屋の中
(よくある死亡フラグ)


『セカイ系』言ってみたいだけちゃうん? 語らないなら逝ってよし
(最近のミステリ評論)


「素敵だわ」「チャーミングなの」と君は言い 軽やかに跳ぶ 現場窓入る
(仁木悦)




際限なく出てくる出てくるw
もちっと数作ったらブラッシュアップするのも楽しみ。韻踏ませるとか折り句にするとか。
今更だけど、昔、雑誌「メフィスト」でやったミステリ歌留多っぽいなぁ。


心と体、どっちが強いと思う?ブログネタ:心と体、どっちが強いと思う? 参加中



心。ハートドキドキでござんしょ。


体は弱々やねん。



ちょお話違うけど、
「病は気から」ってのは、全面的には信じられへんのですわ。
私生活充実しててフルスロットル入ってる時も倒れるもん。
それが過負荷掛けすぎなのかもしれんけどは。


でも、
自分の普通のペースより行動をゆったりにすると、体は楽だけど常にブレーキ踏んだままアクセルも開けてるみたいなストレスが掛かる。
そうすると体は元気でも、顕著に引き籠もりたがるし精神的に病み病み状態に。

ただの馬鹿だから。そんなん。

やりたいことはやりたい様に、
やりたくないことはやりたくなる様に変換して終わらせて、
楽しく過ごすしかないよね。






昨日の1冊。
「文楽 人形の魅力」朝日カルチャーブックス/吉田 玉五郎,田結荘 哲治/大阪書籍。


御霊座も知る、明治生まれの人形遣い・玉五郎氏の芸談聞書。

昭和天皇の天覧公演、晩年の目が不自由になってからの舞台など、貴重なエピソードも。
なんで光の有無しか判らない状態のひとが30センチの高下駄履いて、狭くない舞台の端から端まで使って、人形に素晴らしい演技させられるのさ。ミラコー!

写真も沢山収録されているので、若いころから往年まで垣間見ることはできるのだが、あの老婆役見たいー!!

文楽では往々にして老婆が中心的な役割を果たしている、と思う。
本文で例に出されている狂言回しになっていることもあるし、敵対する黒幕的な役だったり、時には立ち回りを見せたり。
武家の妻女でも村の老人でも、嘆き、それから強さは共通して、深い印象を受ける。
ともすると主人公格の役を食ってる場合もあるような。


この本では
本人の芸と同じくらい、その師匠や同僚(この場合は文五郎、紋十郎や栄三)の芸に向かう姿勢も語られる。こういう本大好き。



昨日、たまたまMaroon5のPVを見て。
戦闘派な女はいいなぁ、と自らの好みを省みる。

抱きつけば蹴られ、ラリアートをかまされ、
言い寄れば非常階段から道に落とされ、
しかし噛みつくような口付けを与えてくれる女神。
(注)PVの内容に脚色は加えていません。


現実的には
好きになった相手があんなんだったら、逃げるはずだが、
創作物の格好良さはいいなぁ。

攻めな女性は大好き。