道重さゆみ卒コンの感想もろもろ 8 | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

モーニング娘。2014秋
道重さゆみ卒業記念スペシャル の覚え書きです。

※当日の記憶に頼ってます。メモは一切取ってません。
 特にこの記事に書いているあたりは極度の興奮状態にありましたので、事実と異なる記述がありましたら申し訳ありません。



■ダブルアンコール
響くさゆみんコールは止むことなく続きました。
ピンク色の波がうねら横浜アリーナ。
肉眼では、メンバーやOGブログで上がっている写真より、もっと淡い色合いに感じました。

最後に
ピンクの花のドレスを纏って登場したさゆの圧倒的な存在感。
コンサート本編とは別人のような強さ。
リーダーである制限を外し、個人のアイドル道重さゆみへと切り換えたなと思いました。



■卒業の挨拶
予想どおり手紙形式ではなく空手で。

客席の一区画ごとに顔を向け、スタンド2階の奥は勿論、電波に乗った世界の向こうにまでゆっくりと想いを語りかけるさゆは完璧でした。
これはファンの贔屓目を抜きにしてです。

ひとつには、
衣装・立ち振る舞い・表情・言葉のチョイス・話す速度を想定どおりにし、さゆの言いたいことが伝わるように調えられていたこと。
素晴らしい戦闘態勢です。

ふたつめとして、シチュエーションの完璧さ。
ただでさえ卒業というビッグイベントのラストではありましたが、多分それだけでは存在しなかったものが、このときは存在していました。
まさかの今晩発生のアクシデントにて、さゆだけでなくモーニング娘。'14全体のパフォーマンスも変容しました。そのため、さゆのファン以外の観客も一蓮托生で、さゆを発信源とするひとつの世界に巻き込まれています。イニシアチブとはいかなくとも、 通常のライブよりも同調の高い場が出来上がっていたと考えられます。
経験の共有、俗に言う『同じ釜の飯を食った仲』のメンバーの絆を目で見ただけでなく、肌でも感じるように図らずもなっていたと言えます。

田中れいな氏の卒業当時の「運命とか違うと思うけど、生まれた時からモーニング娘。になってということは決まっていた」という主旨の言葉が頭の中にストンと落ち着きました。
(これは文字に起こすとニュアンスが上手く伝えにくい言葉なのですが……)

 
事前準備として、スピーチの原案はバースデーツアーの頃には出来上がっていたのですかね?さゆのことだから夏ぐらいには準備してそうです。
あの時も「変わっている」「変なひとたち」みたいに言われたな、と懐かしく思い出しました。
そうです、わたしが変なオジサンでs(同ネタ多数)


 


■「赤いフリージア」(さゆーじあ)
やはり、来ました!
6期オーディションの課題曲であり、道重さゆみが初めて「歌った」曲。
(個人的に硲も実時間から10年遅れてですが、視聴してさゆみんのファンになるきっかけだった曲でもあります。)

堂々とした歌いっぷりもですが、想いというのは伝わるものなんだなと。
音程については、もうあれでいいんじゃないかと。原曲を聞き込んでないからか、取り立てて言うほどの違和感は有りませんでした。
途中で音程が上がるフレーズに際して、右腕を上げる角度を変えていて、聴きながら涙が溢れそうになりました。



■「歩いてる」
他メンバーとともにセンターステージへ。

各入りがオケに対してちょっとゆっくりめかとは思いましたが、心に沁みる歌でした。
(※自分と遠かったので音ずれもあると思います)
新リーダー、サブリーダーたちのパートが頼もしかったです。



■「Happy大作戦」
最後は他メンバーと同じ白/金衣装で、外周を一周。
涙をこらえつつも、やりきったさゆみんの顔の晴れ渡っていること。


すべては上手くいかなかったかもしれない、けれど
全部が納まるように納まった、上手く運ばれたコンサートでした。



■エンディングムービー
冒頭ムービーを逆回しにするように、道重のもとから去っていくメンバーたち。
正直、ここの順番には少々違和感がありましたが、映像の美しさとしては選択肢があまりないんですよね。

最後に読み終わった本をソファに置き、道重も立ち去る。
そして、スクリーンに映された本の表紙には……。


最後の「ありがと」まで、
本当に大きな物語を見せてもらいました。