『路地裏の迷宮踏査』出版記念 杉江松恋×若島正トークショー
俺得トークショーまとめ。
決してレポではなく、メモと聞いた話を纏めただけなので注意。
オフレコ注意も発令されていないので、殆ど書いた。つまりネタバレだらけです。
初っ端から
初回の授業までに教科書を読んでこなかった学生の如く『路地裏~』をその場購入というとんでもない状態で、(東京創元社のご担当者様、貴女様の判断は正しかった)
質問すら出来んかったひきこもり気質の奴のメモなので、精度は推して知るべし。
会場:新宿 Cafe Live Wire
ビル2階のめっさ落ち着く仕様のお店でした。
たまにふらっと通りかかる辺りではあるけれど、なかなか上階や地下は入りづらいのです。
ミステリ、特撮あたりの書籍と映画関係のポスターなど多し。某姐さんなんか来たら喜びそうだなーと、懐かしいひとを思い出したり。
19:30ちょいまきでイントロムービーが流れて開始。
●若島>わたしの東京創元社さんベスト
「まっ白な嘘」フレドリック・ブラウン
→枕かと思いきや、そんなものはなく本題突入。
ブラウンは4月の有栖川の創元5冊や、8月の北村5冊にも入ってましたね。その際に年代的に皆読んでいた的なことを言及されていたので、はい、ここで若島氏の生年を再確認。
若島1952年生、杉江1968年生、有栖川1959年生、北村1949年生。
子供世代生まれのワタクシは未読、と思っていたのですが作品リストを見てる内に『不思議な国の殺人』を15年程前に読んだことに気付きました。あれ、不条理感と読んでる最中に起きた事でめちゃめちゃトラウマなのですが。
●続き
「後ろを見るな」Don't look behind you.
「叫べ、沈黙よ」Cry Silence.
「後ろで声が」 A Voice Behind Him.
若島氏『MOSTLY MURDER』深緑色に男女のいるペーパーバックを提示
→あれ、松恋氏のベストは?
●カーニィ
カーニヴァル内の符丁、スラングのこと
※話前後するけど最初に単語が出たタイミングがここなのでまとめて記述
松恋>ローレンス・ブロックのイントロダクションにフレドリック・ブラウンが働いていた、との記述あり(『路地裏~』160ページ。ほかの証跡も探し中)
若島氏、黄色いペーパーバック提示。イントロダクションに用語説明があるとのこと
松恋>これは初見
→若島氏が提示したペーパーバックのタイトルが解らない。
メモには『Friction Murders』とあるのだが作著者名が判らん。fiction of とかの方が合ってるような気もする。
●若島氏、小鷹(信光)氏リスペクトな件
類似例)松恋>影響されるから、執筆中は若島さんの本は読んではいけない
●デル(ベル?)の10セント本
『Dancing Sandwiches』黄緑色の背景におねーちゃんの表紙
→いや別版有ったら買うでしょ、買うよね(握り拳)
●J.フィニ「Time and Again」
フィニ、ノスタル爺さんのお知らせw ▲
立体鏡を掛けた景色の" carriage wheeles revolve" について
→馬車ではなく自動車として訳したって話かと思いきや、衝撃の展開www。明治時代の学生かッ。
この辺で前記事「ノックの音が~」関連。
●時代考証
ミッキー・スピレーンのジャガーの件。(若島発音は完全にジャグワ)
南川三治郎『推理作家の発想工房』提示。
映画「Ring of Fear」'54
ジョン・ウェインからスピレインに贈られたと言われるロードスター。しかし写真に残る型式は56年もの(「路地裏~」では57年もの?)。買換えたけど忘れた(言ってない)説と全部ウソ説w
→なんとなく最近の車関連・フェラーリのごたごたが軽く頭を過ぎりつつ、ジャガーのフォルムの美しさを思い返す。オーパーツだよ、きっと。
そういえば南川三治郎って伊勢神宮の写真を撮り詰めてるかたですよね。最近名前を耳にしています。
マックス・コリンズの名前がメモられているのですが、スピレーンのファンとはいえ、この話においてどう絡んでいるのだ……。
●「夜明けの睡魔」&「夢想の研究」updated
創元松浦編から打診で始めた連載
松恋>ということで、「路地裏~」ではミステリ的な考察をしつつも、映画との絡み合いをメインにすることによって一般層や映画ファン層からのミステリ側への流入、逆も有るとよいなと。両方に興味を持ってもらいたい
海外のミステリ小説が文化の集大成であることも知ってほしい
●テキスト重視
松恋>資料がすべて手に入らないと怖くて書けない、
本当はいいのかもしれないが気が済まない
テキストは勿論、伝記も重視
若島>同じく。思いついたことが有ってもevidenceで裏取りできない内は書かない。
でも論文ではないときはたまに「これから先は妄想だが、」の前置きで区切って書くときもある
テキストが主眼で、他人の書いた伝記は最後
杉江さんのは文章のγ-gtp値が高い▲
松恋>「市民ケーン」と「Xの悲劇」とかそういう関係性を書きたい
松恋>丸谷才一さんのオックスフォードとかオール讀物で連載していたようなものとか参考に
→丸谷@すべての道はジョイスに通ず(*´・ω・)
硲は、まるやさいは作家だと思っているので妄想一直線でもどんと来いですが(笑)、「ナボコフ「賜物」に関する80枚くらいのやつ」(※)の初版誤植でござるオチは腹筋が辛かったです。しかも絶対それ指摘されても「そなの?」でスルーだよ。何事も無かったかのように次のジョイス関連ネタを探すだけだろうなという硲の妄想(笑)。過去形。
※これ全集に入ってますかね? ググると毎日の書評ページ(期限切れ)に。
ここまで一応整形したところで、
メモが後3ページも残ってるんですががが(・ω・;)
俺得トークショーまとめ。
決してレポではなく、メモと聞いた話を纏めただけなので注意。
オフレコ注意も発令されていないので、殆ど書いた。つまりネタバレだらけです。
初っ端から
初回の授業までに教科書を読んでこなかった学生の如く『路地裏~』をその場購入というとんでもない状態で、(東京創元社のご担当者様、貴女様の判断は正しかった)
質問すら出来んかったひきこもり気質の奴のメモなので、精度は推して知るべし。
会場:新宿 Cafe Live Wire
ビル2階のめっさ落ち着く仕様のお店でした。
たまにふらっと通りかかる辺りではあるけれど、なかなか上階や地下は入りづらいのです。
ミステリ、特撮あたりの書籍と映画関係のポスターなど多し。某姐さんなんか来たら喜びそうだなーと、懐かしいひとを思い出したり。
19:30ちょいまきでイントロムービーが流れて開始。
●若島>わたしの東京創元社さんベスト
「まっ白な嘘」フレドリック・ブラウン
→枕かと思いきや、そんなものはなく本題突入。
ブラウンは4月の有栖川の創元5冊や、8月の北村5冊にも入ってましたね。その際に年代的に皆読んでいた的なことを言及されていたので、はい、ここで若島氏の生年を再確認。
若島1952年生、杉江1968年生、有栖川1959年生、北村1949年生。
子供世代生まれのワタクシは未読、と思っていたのですが作品リストを見てる内に『不思議な国の殺人』を15年程前に読んだことに気付きました。あれ、不条理感と読んでる最中に起きた事でめちゃめちゃトラウマなのですが。
●続き
「後ろを見るな」Don't look behind you.
「叫べ、沈黙よ」Cry Silence.
「後ろで声が」 A Voice Behind Him.
若島氏『MOSTLY MURDER』深緑色に男女のいるペーパーバックを提示
→あれ、松恋氏のベストは?
●カーニィ
カーニヴァル内の符丁、スラングのこと
※話前後するけど最初に単語が出たタイミングがここなのでまとめて記述
松恋>ローレンス・ブロックのイントロダクションにフレドリック・ブラウンが働いていた、との記述あり(『路地裏~』160ページ。ほかの証跡も探し中)
若島氏、黄色いペーパーバック提示。イントロダクションに用語説明があるとのこと
松恋>これは初見
→若島氏が提示したペーパーバックのタイトルが解らない。
メモには『Friction Murders』とあるのだが作著者名が判らん。fiction of とかの方が合ってるような気もする。
●若島氏、小鷹(信光)氏リスペクトな件
類似例)松恋>影響されるから、執筆中は若島さんの本は読んではいけない
●デル(ベル?)の10セント本
『Dancing Sandwiches』黄緑色の背景におねーちゃんの表紙
→いや別版有ったら買うでしょ、買うよね(握り拳)
●J.フィニ「Time and Again」
フィニ、ノスタル爺さんのお知らせw ▲
立体鏡を掛けた景色の" carriage wheeles revolve" について
→馬車ではなく自動車として訳したって話かと思いきや、衝撃の展開www。明治時代の学生かッ。
この辺で前記事「ノックの音が~」関連。
●時代考証
ミッキー・スピレーンのジャガーの件。(若島発音は完全にジャグワ)
南川三治郎『推理作家の発想工房』提示。
映画「Ring of Fear」'54
ジョン・ウェインからスピレインに贈られたと言われるロードスター。しかし写真に残る型式は56年もの(「路地裏~」では57年もの?)。買換えたけど忘れた(言ってない)説と全部ウソ説w
→なんとなく最近の車関連・フェラーリのごたごたが軽く頭を過ぎりつつ、ジャガーのフォルムの美しさを思い返す。オーパーツだよ、きっと。
そういえば南川三治郎って伊勢神宮の写真を撮り詰めてるかたですよね。最近名前を耳にしています。
マックス・コリンズの名前がメモられているのですが、スピレーンのファンとはいえ、この話においてどう絡んでいるのだ……。
●「夜明けの睡魔」&「夢想の研究」updated
創元松浦編から打診で始めた連載
松恋>ということで、「路地裏~」ではミステリ的な考察をしつつも、映画との絡み合いをメインにすることによって一般層や映画ファン層からのミステリ側への流入、逆も有るとよいなと。両方に興味を持ってもらいたい
海外のミステリ小説が文化の集大成であることも知ってほしい
●テキスト重視
松恋>資料がすべて手に入らないと怖くて書けない、
本当はいいのかもしれないが気が済まない
テキストは勿論、伝記も重視
若島>同じく。思いついたことが有ってもevidenceで裏取りできない内は書かない。
でも論文ではないときはたまに「これから先は妄想だが、」の前置きで区切って書くときもある
テキストが主眼で、他人の書いた伝記は最後
杉江さんのは文章のγ-gtp値が高い▲
松恋>「市民ケーン」と「Xの悲劇」とかそういう関係性を書きたい
松恋>丸谷才一さんのオックスフォードとかオール讀物で連載していたようなものとか参考に
→丸谷@すべての道はジョイスに通ず(*´・ω・)
硲は、まるやさいは作家だと思っているので妄想一直線でもどんと来いですが(笑)、「ナボコフ「賜物」に関する80枚くらいのやつ」(※)の初版誤植でござるオチは腹筋が辛かったです。しかも絶対それ指摘されても「そなの?」でスルーだよ。何事も無かったかのように次のジョイス関連ネタを探すだけだろうなという硲の妄想(笑)。過去形。
※これ全集に入ってますかね? ググると毎日の書評ページ(期限切れ)に。
ここまで一応整形したところで、
メモが後3ページも残ってるんですががが(・ω・;)