ピラミッドのスフィンクスについて書く。


朝方、カイロからギザへタクシーで移動した。

カイロは交通量が多くゴチャゴチャしていて空気も道路も汚い。

しかし車で15分ぐらい行くと突然空がひらけてピラミッドが現れる。

近代建築の狭間にポンとピラミッドが現れるとシンプルさが際立ち、忘れ難い印象を残した。



敷地の入場券とピラミッド内部の特別拝観チケットを買って検問を通ると、足元には砂漠が広がっていて、すぐにスフィンクスと対面した。



鼻はアラブ人に撃ち落とされ、顎のヒゲはイギリス人が奪い大英博物館にあるそうだが、その威風には目を見張った。



ピラミッドの守護者として堂々と鎮座するその姿は見る者を圧倒する。大変な年月が流れてもその威厳は失われていない。



昔トリビアの泉というTV番組で目線の先にケンタッキー(KFC)があるとやっていた。自分の目でそれを確かめられて嬉しかった。

その威圧するような姿に空腹に耐える大型犬の姿を勝手に重ねて、失礼だが少し笑ってしまった。

折角だしお昼はそこで食べようと決めた。



私にとって砂漠といえば昔歩いた鳥取砂丘であり、ここも似たような景色だろうと思っていた。


しかしエジプトの砂漠は全く違った。

まず規模が違う。

それもそのはず、エジプトは日本より2.7倍も大きいが、その90%以上が砂漠である。

ピラミッドに来てようやく、私はその広大な砂漠の端っこに立ったのであった。

カイロの景色こそが異例で、一面に広がる砂漠こそがエジプトをほぼ形作っているのだと思い知った。


そして砂の量と質が全然違う。

吹く風は砂を多く含み目を傷つける。

歩けば足が沈み込み、躓きそうになる。

砂は強烈な日差しを一面に照り返し、目を閉じてもまぶたに光が残っているのを感じた。


鳥取砂丘と違い近くに海はなく、乾燥が酷い。

用意していた水がどんどん減っていった。


度入りのサングラスと砂が入りにくい靴を持ってきて正解だった。


次回はピラミッドとその内部について書こうと思う。